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徳島鳴門へ取材

徳島鳴門へ取材

週末、徳島鳴門へロケハンと取材に行ってきました。
今回の仕事は、昨年出版された「あなたの一日が世界を変える」(PHP研究所)の著者くすのきしげのりさんとの再タッグ、新しい絵本となります。その舞台となる地が徳島県鳴門です。

空港へおりると、くすのきさんが迎えにきてくれました。原稿で必要となる場所を次々と案内していただき、二日間しっかりとくすのきさんの思いも受け止めることができたように思います。

私は旅が好きでヨーロッパへ取材旅を重ねてきましたが、アンテナが立つのは風景のみならずそこに暮らす人々でした。人物ももちろんクロッキーしたりしてきていたのですが、今回の仕事は、そんな「外国人を描き分けられるイラストレーター」ということでご指名いただいたのでした。

すばらしい風景画家は星のかずほどいらっしゃいますが、絵本の中で人物を動かして行くというスキルは、風景画を描く、絵画を描くとは別のもののように感じます。私の場合はその旅の経験とアニメーター時代に原画をてがけていたことが役に立っています。人生に無駄なことはないんだな、と、あらためて感じ入った取材行でした。

スケジュールも出され、待ったなしとなり、年内の予定が濃くなってきました。読み手に「大切な何か」をしっかり届ける、いい絵本となる手助けができれば作家冥利に尽きます。

バイオリンの鉛筆画は、現地で写真が撮れなかったため、クロッキーしたもの。カラー絵は昨年出版されたくすのきしげのりさんの「あなたの一日が世界を変える」の一ページです。