2019-11-23
イラストレーター・画家として独立自営になったのは1994年。
波にもまれる小舟ですが、おかげさまで沈まずに25年やってこれました。
絵描きといっても、ビジネスです。従来のビジネスフィールドも大切です。が、時代のスピードは25年前のそれとは大きく異なってきています。
実店舗としてアトリエアルティオを開店したのは5年前。ビルのオーナーさんとの縁あってのことでしたが、その時代の変化を感じていなかったか、といえば嘘になります。
ここ数ヶ月、これからさき25年は無理だとしても、少なくとも15年をどうパワーアップしていくか?をアトリエアルティオ店長の妻とあれこれ考えていました。
そんな「これから先」を見据えた時、はた、と気がつきました。絵の世界はある意味特殊です。「事業を俯瞰してもらう」相談相手がいません。
そこへ電話がはいったのが商工会議所です。「何か相談があったらなんでも遠慮なくきいてください」
昨日、今後のことをまとめた書類を一式携えて、はじめて相談しに行ってきました。
二時間近く意見交換とアドバイスから、結果、今後の方向が見えました。
どの枝を切るか?どの道を太くするか?
やってはならないことはなにか?
多くの収穫がありました。
おまけに、「絵に描いたモチ」のような『アルティオ・デラックスドリームプラン』をおそるおおそる話したところ、
「無理ではないと思いますよ。現時点すぐは難しいですが3年かけて地盤固めをすれば、やれますよ」
信じられませんでした。それも三年後という目標まで。
2023年は60歳。新しい出発にはいい節目です。
そんな日、毎日新聞には絵本「海の見える丘」が取り上げられ、掲載されました。
記者さんが丁寧な取材の上、大きく紙面をさいてくれました。
お世話になっている旅館の女将さんから、記事を読んだよ、と、「おめでとう!」の電話を頂戴しました。
知らないところでだれかが気にかけてくれることへのありがたさを感じました。
小さな道であっても、あともどりしなければかならず道は拓ける。
「その日」へむけて、アルティオの基盤をさらに固めて行こう!と勇気をもらえました。
「海の見える丘」の主人公のごとく、地道に壁を塗り続けて行こう♪♪♪