2019-12-08
東京埼玉方面に出張でした。ギャラリーの下見やご挨拶、山種美術館での日本画鑑賞、絵を納めさせていただいているレストランへのご挨拶が目的でしたが、あわせてU2のライブに行ってきました。
U2の曲は深いメッセージがあることでも知られていますが、今回、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師へのメッセージがボーノから寄せられ、会場が追悼の光に包まれました。
表現者として生きていこうとする時、立場を明確にしなければならないときが多々あります。
「何でも描きます」とは常日頃言ってはいますが、画家やイラストレーターであってもそうでしょう。
様々なオーダーがありますので、中には主義や美学と相容れない依頼が入り、お断りするときもあります。
依る柱を持たない表現は、長く続かない。どこかでほころびるように思えます。
U2ライブの二時間半、「平原に立つ」と題して描いた一枚の絵をなぜか思い出していました。
今日の一枚はその絵です。