2020-04-11
頭の上がカパッとひらく。
この感覚を久しぶりに味わいました。快感なんです。
別に前世がカッパだったというわけではありません。(つまらなすぎです、すいません。でも遠野には住んでいました)
昨日一本の電話がありました。
用件はクライアントにイメージを伝える、いわゆる「コンセプトスケッチ」を描く仕事でした。
電話とメールで打ち合せをすませ、鉛筆を走らせた途端、あたまのてっぺんが開きました。
うまく言えないのですが、そこからエネルギーが外に放出される感じ、なんです。
「ゾーンに入る」、なんてよく言いますけど、多分それ。
ここのところ世相反映してかイラスト仕事もなく、個展のための水彩画制作ばかりしていましたので、久しぶりの感覚で嬉しかったです。
といいつつ、個展のための水彩画の制作も進めているわけで、昨日出来上がった新作はこちらです。
「トスカーナからの手紙」。
25センチ×18センチと小さな絵ですが、この絵の制作には3ヶ月ほどかかっています。
背景から描き始めるのですが、背景仕上がった段階で、筆がストップ…。
もちろん下絵はあったのですが、色のイメージができずアトリエに立てかけてっぱなしでした。
それがふと、イタリアのニュースを聞いて筆を取った途端、一気呵成。
これもゾーンに入れたからできたんだろうな。
カッパの頭のお皿は、ゾーンに入るイメージを妖怪に託したのかもしれません(根拠まったくなし)。
イタリアは素敵な国です。混迷のふちにあるイタリアに、大いなる導きがありますように祈っています。