2020-07-07
岩沼市民図書館での「海の見える丘&子規と歩いた宮城」原画&コンセプトスケッチ展と講演「なりたい自分になる」に向けて、仕込みが始まっています。
思い返せば、1月。倉敷の「つづきの絵本屋」さんで「海の見える丘」原画展が開催され、くすのきしげのり先生とのトークがありました。また、3月には仙台藤崎での311メモリアル企画で「子規と歩いた宮城」の原画を一部展示しました。
いつも思うことなのですが、何かを為して、そこで終わるという感覚がありません。イベントや個展が終わっても、閉じた瞬間に、為したコトは先の未来の「どこか」へつながっている感覚があります。
今日は講演原稿のチェックをしていたのですが、あらためてその感覚は自分の進み方の指針になっているんだな、と感じました。
一見マイナスに思える出来事でさえも、素晴らしい喜びへの布石だったり、ありえないような出会いへの曲がり角だったりします。というか、そう考えるクセが染みついているのかもしれません。そしてその体験が水彩という自分のツールで形になっていくように思えます。
大阪9日間の旅先から仙台に帰り、いわゆる日常に戻ったわけですが、この日常の一つ一つがずっと先のどこかにつながっているんだ、と思うと描く筆と絵の具が楽しく笑うから不思議です。
倉敷「つづきの絵本屋」〜仙台藤崎「311メモリアル」〜そして大阪。それらの旅はニューロンのように繋がって、新しい世界を作り出していくんだろうな。
そんなことを思っていたら、半年後新年の話が舞い込んできました。現実とは、あたかもこうして織りなされていくオートマティックなタペストリー。翻って水彩画を発表し続けることは、明日を描き出すことなんだな。地球の裏側から世界の果てまですべては見えない糸でつながっていて、無駄な糸は一本もないんだなあ。。。u~~~mm..what a wonderful world♪
水彩画は「ふたり」。スコットランドハイランド地方のグレンコー付近です。スケッチしている傍ら、カップルが手を繋いで坂を駆け下りていきました。