2022-10-24
10月22日土曜、山形の高畠熱中小学校で、美術の授業をしてきました。
熱中小学校とは社会人の学校です。さまざまなジャンルの第一人者が先生となり、普通では聞けないいろんなお話で授業をします。
高畠はワインの里としても有名です。高畠ワイナリーが良質なワインを作り、世に送り出しています。そんな高畑で、生徒さんたちが自らの手で耕地から種まき、葡萄を育てて収穫。その葡萄を高畠ワイナリーの施設でとっておきのワインを醸造しました。
そのワインエチケットのイラストをぼくが手掛けたのですが、エチケットのトータルアートディレクション手がけた田中裕子さんにゲストで来てもらい、イラストとデザインの違いや、どんな思いをエチケットに込めたのか、40分ほど対談しました。
田中さんが締めくくりにこうおっしゃいました。
「何年もかけて葡萄を育て、ワインになり、そのワインを飲むときの皆さんの笑顔をエチケットに込めたかったのです」
熱中小学校の皆さんの努力を一枚にまとめたワインエチケット。
そんなお話を聞いて傾けるワインの味って。。。。
デザインは、味さえも変えてしまうチカラを持っているのだな、と思いました。