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絵本「川があふれた!まちが沈んだ日〜生きる力をくれたキジ馬くん」(版元/パピルスあい)出版記念パーティで7月3.4.5日と熊本人吉へ行ってきました。2020年7月4日、人吉球磨を襲った豪雨災害。その時の奇跡的な実話をもとにした絵本です。困難に負けてなるかと立ち上がる人びとにエールを送り、後世に伝える絵本を作ろう…思い返せば、チームが動き出したのは昨年秋のことでした。出版資金をクラファンで全国の皆様から支援いただき、ついに完成しました。
お披露目会は、絵本の主人公モデルとなった本田節さんの切り盛りする「ひまわり亭」で執り行われました。日取りは、一年前、豪雨災害の起こった7月4日。
熊本県知事さんとクマモンが来場、お墨付きをいただくというサプライズもあり、黙祷の後、きりっとしたパーティとなりました。
この絵本は以下の熊本県内の書店、並びにアマゾンで取り扱っています。
熊本市内 /紀伊國屋はません店 AVC清水店 金龍堂まるぶん店 長崎書店 長崎次郎書店 メトロ書店熊本店
人吉周辺/サンロード明屋書店錦店 Bミスミ人吉店 明屋書店免田店 明屋書店多良木店
玉名/絵本レストラン、 ラレーヌ・アリス
水俣/ブックシティ一心堂
もちろん、全国、あるいは僕の住んでいる宮城の書店で「取り扱いたい!」と思われた書店員さん、メールください。こちらは版元のパピルスあいもチームの一員で動いていますので、担当からご連絡いたします。
また、テレビ熊本で7日:午後6時9分から40分ごろの熊本ローカル枠で、先日ぼくが取材を受けた様子が放送されます。
後日、テレビ熊本のウェブサイトでもご覧いただける予定です。URLが分かり次第お伝えします。
実話絵本です。主人公「さちさん」のモデルとなった本田節さんと県知事。
くまモン登場
絵本の舞台、「くまがわ亭」のモデルはここ、節さんの本拠地、「ひまわり亭」
JR東日本「駅長おすすめの小さな旅」パンフイラストです
今回は仙台駅と仙台荒町のうちわづくりがモチーフです。
以前荒町の近所に暮らしていたことがあります。仙台の昔ながらの人情が生きている町。そんな印象が強いです。
パンフ片手に仙台散歩も楽しいと思います。仙台、山形、福島各駅で配布中です。
■ 2021/6/8 アルティオ移転のお知らせ ■
アトリエ アルティオは、7月末をもちまして仙台市青葉区立町の店舗を閉店し、秋口、柴田郡川崎町青根地区にある別荘地「サバトの森」に、週末土日のみのギャラリー&ショップとして移転オープンすることといたしました。
仙台市内から車で一時間ほどの、蔵王国定公園内の森の中です。
ギャラリー&ショップとして絵を見ていただくこともできるよう、この夏に準備を進め、秋には、週末土日のみとなりますが、「森のアトリエギャラリー・アルティオ」として再スタートいたします。(平日は作家古山は、今まで通り仙台市内の自宅アトリエで仕事となります)
詳しい開店時期・オープン時間、住所等は、近くなりましたらホームページで改めてお知らせしてまいります。
なお、アルティオの運営母体である『絵画工房ランズエンド』の事務所兼アトリエ所在地、電話、メールアドレス等は、今まで通り「仙台市青葉区荒巻神明町18-4」で変更はございません。対面の打ち合わせ等が必要な場合は、ランズエンドにて承らせていただきます。広告代理店、出版社の皆様におかれましては、今後ともよろしくお願い申し上げます。
以下、立町ショップクローズ感謝セールのご案内です。
☆☆7/13(火)~7/24(土)現・立町アルティオにて感謝セール開催☆☆ (セール中は7/19月曜のみ定休)
●展示中の絵画:30%off!
●絵以外の雑貨、絵はがき等:10%~30%off!好評のハンドクリームは、在庫限り半額とさせていただきます。
雑貨品は既に6月よりお値引きセール始まっています。
是非、皆さまのご来店をお待ちしております。
日頃よりアトリエ アルティオへのご愛顧をありがとうございます。
巷では、コロナワクチン接種が始まりましたが、まだまだコロナ禍終息の兆しは見えていません。
しかし嘆いてばかりもいられません。アルティオはおかげさまでオープンから数えて7年と半年になりますが、自分達がこのような時代を生きていくためには、変わらなければならないこともあると思う昨今です。
逆に、このコロナ禍において、以前は見えていなかったこと、今の世の中にいらないもの、自分に最も必要なものは何か、、、そんなことをあらためて考える時間をいただけたように思えます。
そして、皆さまにご報告があります。
アトリエ アルティオは、7月末をもちまして仙台市青葉区立町の店舗を閉店し、秋口、柴田郡川崎町青根地区にある別荘地「サバトの森」に、週末土日のみのギャラリー&ショップとして移転オープンすることといたしました。
仙台市内から車で一時間ほどの、蔵王国定公園内の森の中です。
(新・アルティオからの眺めです)
ギャラリー&ショップとして絵を見ていただくこともできるよう、この夏に準備を進め、秋には、週末土日のみとなりますが、「森のアトリエギャラリー・アルティオ」として再スタートいたします。(平日は今まで通り仙台市内の自宅アトリエで仕事となります)
詳しい開店時期・オープン時間、住所等は、近くなりましたらホームページで改めてお知らせしてまいります。
仙台市市外への移転により、市内在住のお客様、遠方からのお客様にはご不便をおかけしてしまいますが、どうかご理解いただけますようお願い申し上げます。
なお、アルティオの運営母体である「絵画工房ランズエンド」の事務所兼アトリエ所在地、電話、メールアドレス等は、今まで通り「仙台市青葉区荒巻神明町18-4」で変更はございません。対面の打ち合わせ等が必要な場合は、ランズエンドで承らせていただきます。広告代理店、出版社の皆様におかれましては、今後ともよろしくお願い申し上げます。
以下、立町ショップクローズ感謝セールのご案内です。
☆☆7/13(火)~7/24(土)現・立町アルティオにて感謝セール開催☆☆ (セール中は7/19月曜のみ定休)
●展示中の絵画:30%off!
●絵以外の雑貨、絵はがき等:10%~30%off!好評のハンドクリームは、在庫限り半額とさせていただきます。
雑貨品は既に6月よりお値引きセール始まっています。
是非、皆さまのご来店をお待ちしております。
(下の写真は、今秋オープン予定:青根の森のアトリエ アルティオ)
なお、個展、ちび絵まつり等のレギュラー企画展は、今まで通り仙台市内の画廊・レンタルスペース等で開催いたします。
☆これからの催事予定☆
*古山拓個展 10/7(木)~13(水)藤崎6F美術ギャラリー
*ARTIOちび絵まつり 12/7(火)~12(日)メリーメリークリスマスランド
最後になりますが、一日も早く以前のような生活ができますこと、皆さまのご健康とお幸せを願っています。
atelierARTIO アトリエアルティオ 店長 古山久美子
絵画工房ランズエンド 代表・作家 古山拓
6月1日はフリーランスとして「絵画工房ランズエンド」を立ち上げた独立の日です。
広告会社勤務イラストレーターを辞し、ひとりだちしたのが1994年6月1日でした。
きっかけは1992年、妻と旅した二ヶ月間のヨーロッパ放浪。(会社員時代です。会社がよく長期休暇をくれたと思います。感謝。)
その旅で出会ったさまざまな奇跡的体験が、気持ちを後押ししてくれて、独立へ、そしてギャラリー店舗アルティオ運営へとつながっていきました。
今日から自営絵描き28年目。
ゆっくりでも、止まらずに前に進んでいれば、奇跡はやってくる。そうその旅は教えてくれました。
28年、それは大勢の方が仕事を下さったことでやってこれました。心から感謝申し上げます。
これからもさらに自分なりの表現を深め、さらにさらに世間様と繋がっていきたいと思っています。よろしくお願い申し上げます。
そんな記念すべき日を祝ってくれるように、先日伊達政宗騎馬像のオーダー水彩画を収めたお客様から、ハンドメイドの額に納めた、と、写真が届きました。木工建具のお仕事で会社経営されている方で、額はお客様作。素敵な額に収まった政宗公が、私どもの28年目の日を祝ってくれました。
文末の写真は1992年の旅の終わり近く、英国バースのB&Bオーナーとのスナップです。
政宗公騎馬像_#オーダー水彩画
お客様よりご注文いただいた水彩画描き下ろし作品です。
10号ほどの大きさとなっています。
専称寺・山形市
専称寺という古刹が山形市にあります。歴史ある大きな有名なお寺です。山形市は妻の実家があり、盆暮れと帰省していますが、古き良きたたずまいが残る旅心をくすぐる街でもあります。街中に用事があって出かけても、つい、絵になるところを探してしまう、そんな街です。
妻から専称寺に入ってみない?と教えられ行ったのは十年ほど前のことです。今は無くなってしまった大沼デパートでの個展を控えていたので、モチーフになるかも、、、と、出かけました。
大きな寺でした。
圧倒されましたが、描きたいポイントが見つかりませんでした。なんと言いますか、「有名な寺なんだよな、それはわかるし歴史も感じるけど、描きたいってのとは違うんだよな、、、」とウロウロ。
収穫なしか、、、そろそろ帰ろうか、と思って数歩。何の気無しに振り返った瞬間、専称寺がぐわっと強烈に迫ってきました。「ここだ!」
山形個展の制作で最後に仕上げた絵でした。本制作も気持ちが乗って、何か、分かれ道に立つような感覚があったのを覚えています。「キレイに描くんじゃないぞ。迫ってきた感覚を塗りこめろ」と、古刹から言われているように思いました。
個展会場では、「専称寺」は嫁ぎませんでした。
しばらくして、時々遊んでくれて絵の理解者でもあるU社長が、取引先のY支店長を連れてアトリエにやってきました。
「支店の移転祝いに、古山さんの絵を送ろうと思ってね。Yさん、予算はこれくらい!その中で好きな絵を選んでいいよ」
「絵なんて見たことないし、絵の見方もわかりませんよ、、、U社長が良いと思う絵でいいです」とY支店長。
いろいろ絵を出して見せていましたが、ふと「そういえば、山形の専称寺を描いた絵がありますが、、、でも、サイズ大きいから予算オーバーです」」というと、「なに!?専称寺?本堂の木像、左甚五郎だったんじゃないか?東北指折りの寺だよな!予算さておき見てみたいね、見るだけタダや。な?見たいだろ?Yさんも。古山さん、持ってきて!」と博覧強記のU社長は、目がキラキラ(笑)。専称寺を描いた絵を引っ張り出しました。
するとYさんの目が一瞬で変わりました。
「U社長!この絵、、、気に入りました!!」
「うわ、そうきたか!….」
結局専称寺の絵はY支店長が抱えて持ち帰り、支店応接室にかけられることになりました。
「絵って不思議だね。ぼくは専称寺の絵に出会うまで、全く絵に興味がなかったんだ。だけどね、専称寺の絵を見てから、どこへ行っても額に入った絵に目がいくんだ。人生の楽しみが増えたよ」
後ほどそのことをU社長に伝えると、悪戯っ子のように笑いました。
その後、Y支店長は支店を定年で退職しましたが、今も個展に欠かさず絵を見にくるようになりました。そして必ず「今回のお気に入り一枚!」を選んで私に伝えるのですが、どきっとするのは選ぶのがすべからく「今回のチャレンジ作=分かれ道に立っている絵」なのです。
自分の感覚に素直になること。
Y支店長から、その大切さを改めて教えられているような気がします。
専称寺、久しぶりに行ってみたいな。