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手掛けたシンボルイラストをご紹介します。「絵本・応援プロジェクト~Yell2021~」のロゴ・シンボルを作りました。

このたび、児童文学作家くすのきしげのりさんから「絵本を愛する、そして関わる全ての人を緩やかにつなぐネットワークを作りたい」との連絡をいただき、イラストを制作しました。

イラストには、大人と子供、そして、ウサギさん=作家、ヒヨコくん=書店、クマさん=出版社、ネズミちゃん=団体….参加するみんなの支えが絵本文化の未来を育くむ….そんな意味合いを込めています。

くすのき先生とは「あなたの一日が世界を変える」「交響曲『第九』歓びよ未来へ!」(共にPHP研究所・刊)「海の見える丘・絵本版」(星の環会・刊)でご一緒させていただいています。事務局の池水秀徳さんとも絵本イベントや出版を通して懇意にさせていただいてきましたが、両氏とも電話で話すたび、絵本への、そして読む人々への愛情を感じます。

絵本作家、絵本画家はもとより、絵本読み聞かせ団体、サークル、書店、出版社…と「絵本を愛する人たち」が会員になり、イベント等「絵本が好き!」というキャッチを表明することで、より有機的な輪が未来へ広がって行くように思えます。

今回製作したシンボルイラストは以下プロジェクトのホームページURLからダウンロードできます。会員になることで使用可能です。(詳細条件等ご確認ください)

https://www.ehon-ouenproject.com/home

作者として、「絵本が好き!」の旗印にお使いいただければ幸いです。(掲示画像はサンプルです。こちらのダウンロード並びに無断使用はご遠慮ください)

籍を置く東北イラストレーターズクラブから、一冊の画集が上梓されました。

「だいすきとうほく 3.11から10年 そしてこれから」です。

ページをめくると、東日本大震災の時、東北のイラストレーターがなにを感じてどう生きてきたのか?その姿がページから浮き出してきます。

私は震災直後、イギリス在住の友人、勢津子ウォーレンプライスさんが開催に関わった「被災地支援ドネーションキャンペーン」で展示されたポスターと、昨年春に南三陸町藤浜で出合ったカモメの水彩画を並べています。震災直後に描いたビジュアルと今の三陸を並べたことで自分に「なにをしてきたのか?」と問いかけました。左側ページのキャンペーンポスターの英文は、私が書いた拙い日本文を、勢津子さんとご主人のトーマスさんが英訳してくれたものです。とても丁寧な「意訳」をしてくれたのです。

テキストをここに記載しておきます。

One day that day will come

Across from the curve of the Sanriku Coastline, an assembly of minor ports.

They existed until the day the sea claimed them.

No matter how small, each port had possessed its own name.

At every inlet, the vivid figures of the hardy fishermen. They existed until the day the earth shook.

Right now, but from a day yet to come, a whisper is heard:

‘Evoke those memories.’ ‘Think to tomorrow.’ ‘Never forget.’

For now, those are all we can do.

One day that day will come.

一般には出回りませんが、震災関連施設に寄贈されます。もちろんアトリエ・アルティオの書棚でもご覧いただけます。お気軽にお立ち寄りください。

勢津子さんとトーマスさんは今もイングランド在住。ドネーションに協力してくれた大勢の方々が暮らすイギリス。かの地のコロナ禍ニュースが流れるたび、彼らの安全と一刻も早い鎮静化を願って止みません。

+ + +

熊本人吉被災地支援の絵本制作プロジェクトをクラウドファンディングで進めています。クラファンは残すところあと20日ほど。ご支援くださった皆様に心より感謝申し上げます。ご支援を検討くださる方は、以下のキャンプファイヤー サイトをご覧ください。

https://camp-fire.jp/projects/view/350744

古山拓個展「海のFuga 3.11への手紙」

会期:2021/3/9~14

会場:仙台・晩翠画廊にて開催。(11:00〜19:00 最終日は17時終了)

東日本大震災から10年節目の展覧会となります。三陸風景からヨーロッパの海辺まで展示します。

晩翠画廊開催古山拓個展案内ビジュアル 海のFuga 3.11への手紙

 

 

 

カレンダー用イラスト。

クライアント/古河電池(株)様

古河電池様は車載バッテリーのメーカーです。2021年のカレンダーは「旅の追憶」というタイトルの通り、私が今まで旅してきた風景にさりげなくクルマを入れています。もちろん車は現地で見かけてスナップを撮っていたもの。特に地中海に浮かぶマルタ共和国は旧車天国で車好きにはたまらないところでした。

カレンダーサイズはA2タテサイズ。絵もかなり大きな扱いでした。何より、「古山拓作品集」と表紙にクレジットしてもらえたことは、有り難いことでした。

イラストは全て透明水彩で描いています。

1.2月/オーストリアザルツブルグ

3.4月/フランス・ヴァンヌ

5.6月/イタリア・オリヴィエート

7.8月/マルタ島

9..10月/UK・ロビンフッズベイ

11.12月/エストニア・タリン

ヴァンヌ・フランスの街角を描いた作品 旅の追憶・水彩イラスト

今日は、昨年手掛けた水彩イラストの仕事を一つご紹介します。依頼主様は、古河電池(株)様。カレンダー用に6枚描きました。

古河電池様は車載バッテリーのメーカーです。2021年のカレンダーは「旅の追憶」というタイトルの通り、私が今まで旅してきた風景にさりげなくクルマを入れています。もちろん車は現地で見かけてスナップを撮っていたもの。特に地中海に浮かぶマルタ共和国は旧車天国で車好きにはたまらないところでした。

カレンダーサイズはA2タテサイズ。絵もかなり大きな扱いでした。何より、「古山拓作品集」と表紙にクレジットしてもらえたことは、有り難いことでした。イラストレーターは基本、黒子の場合が多いですから。

1.2月/オーストリアザルツブルグ

3.4月/フランス・ヴァンヌ

5.6月/イタリア・オリヴィエート

7.8月/マルタ島

9..10月/UK・ロビンフッズベイ

11.12月/エストニア・タリン

イラストは全て透明水彩で描いています。

旅の追憶・水彩イラスト

ヴァンヌ・フランスの街角を描いた作品

 

今、個展準備を日々しています。3月9日から晩翠画廊で開催の、東日本大震災から10年節目の個展です。今日は水彩画を描くかたわら、案内状のデザインをしていました。

実はその仕事と同時進行しているのが、「熊本人吉洪水被害から立ち直ろうとする人々を支援する絵本プロジェクト」です。(長いな=汗)
声がかかったのは半年ほど前のことです。
事実をベースにした絵本となりますので、11月には人吉に取材現地入りしてきました。いま、その絵本の文章と絵コンテと取っ組み合っている最中でもあります。

話を戻します。冒頭の個展のテーマは「海」です。
三陸を襲った津波被害から10年、自分が繰り返し訪れ、感じてきた「海」を描きます。
実は、10年前の大震災数日後、運悪く?個展が決まっていました。画廊マネージャーの提案で強行開催。そのことがトラウマ?となり、311の日に合わせ、画廊から個展の予定が組まれました。4年ほど開催したでしょうか。

当時、画廊では震災復興支援個展と銘打っていました。売り上げの一部を義援金として寄付しました。と書くと偉そうですが、決して100%聖人君子のような気持ちで取り組んでいたわけではありません。(ごめんなさい)
画家は、なんのことはない、自営業です。絵を売らなければご飯が食べられない。米代をなんとかしなけりゃ、、、という超リアリズムなナマナマしさがあったのです。
気がつくと9年の歳月が過ぎ、大勢の人たちの助けで生き延びている自分がいます。

そこへ編集者の栗山さんから絵本の話がやってきたのです。栗山さんは私が絵を手掛けた「海の見える丘・絵本版」(くすのきしげのり/作)の版元の方でした。
「今回の絵本な、洪水に遭った熊本復興支援なんよ。古山さんの姿勢にぴったりやと思うから、一緒にやらへん??」
「いや、オレ、姿勢悪いし…」「その姿勢はしゃあないわ…」と気がつくと、栗山さんら数名と熊本人吉に入り、現場を視察しました。

現地の状況はひどいものでした。復旧はコロナ禍の影響で足踏み状態。
現地商店街で店が開けられない状況を見た時にふと思い出したのは、東日本大震災の時の「なんとしても食わなきゃ!」というざらついたナマ感覚でした。

「今、人吉の人たちは、自分が味わったあの苦さを味わっているのではないか?」
そう思うとやるせなくなりました。

一人自営業の私が、ざらついた気持ちからどうやって抜け出たのか?それは根拠のない「絶対未来は開ける」ということを疑わずに信じ切っていたから。これに尽きるように思います。

東日本大震災から十年節目を考えた絵画制作と、熊本豪雨被災地に「絵本を届ける」プロジェクトが同時進行しているのは、偶然とは思えません。
「サムシンググレート=大いなる何か」に「10年前に受けた恩を絵本で恩送りをせよ」と言われているようにさえ思えるのです。

絵本は、クラウドファンディングで資金を集めて作ります。
目標は出版経費の350万円です。
以下にクラウドファンディング・キャンプファイヤー のサイトをリンクします。
賛同・ご支援いただければとても嬉しいです。
https://camp-fire.jp/projects/view/350744

「大いなる何か」が、これから先、自分にどんな景色や出合いをくれるのだろう?
また前に進んでさえいれば、新しい風景が見えるんだろうな、きっと。

個展のタイトルは、「海のFuga [風画]」です。繰り返しおとずれた海辺はまるでフーガだなあ、と感じたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

1月23日土曜日、24日日曜日とブリティッシュパブHUB仙台マーブルロード店にて、「ミニ英国展=後半ツーデイズ」、開催します。
アルティオ×HUB=仙台限定コラボ企画です♩
先週末は大勢の方にご来店いただきありがとうございました!
ギャラリーとパブのコラボって、聞いたことがないかもしれません。が、先週いらしてくださったお客様から、「水彩画とパブ、馴染むよねえ」「ハマりすぎ」とお褒め?の言葉を頂戴しました。
社会に出たばかりの女性が「ちび絵」を求めてくれたり、京都出身のHUB常連さんが「西で個展するときは家族親戚総動員するわぁ」と乾杯したり。今までになかったスタイルの展開ですが、本当に楽しかったです。
想定外の品切れとなったマーマレードジャムやチョコ系も再入荷しました。
アルティオ店長も画家のタクもHUBに入ります。
新たな紅茶や水彩ちび絵のラインナップもございますので、ご近所をお通りの際はお気軽にどうぞ!
■ミニ英国展/14:00〜19:00まで。
■検温、消毒、密回避へご協力ください。
○ご入店の際はワンドリンクのオーダーをお願いいたします。
 
1月14日木曜日、NHK仙台放送局の「てれまさむね」(18:10〜19:00)で『100人で作る ぬり絵アニメ「君の翼になれたら」』
や「おうちでぬり絵」
のことが取り上げられます。
ぬり絵の楽しさ、という切り口の構成のようです。
私は、ぬり絵は「色彩を想像力で楽しむ」の入り口の大切な一つだと思っています。
宮城限定ですが、お時間合う方、是非ご覧ください。
今週末、16日、17日、来週末23日,24日とブリティッシュパブHUB仙台マーブルロード店で『ミニ英国フェア』を開催します。
仙台マーブルロード店店長の娘との親子コラボ企画です。
イギリス雑貨はアルティオの古山久美子店長がセレクト。
絵は、イギリス好き水彩画家古山拓の描いた「英国ちび絵」や、お求めやすい「英国風景ジクレー版画(エディションナンバー・サイン入り)」をラインナップ。
(店内の一角に、私どものアトリエ・アルティオが出店するスタイルです。御来店の際はワンドリンクオーダーをお願いします)
開催まで一週間をきり、準備が大詰めになってきました♩
 
#ブリティッシュパブHUB #水彩画 #イギリス雑貨

年があらたまり、部屋のカレンダーを一新する心地よさって、ありますよね。大掃除でヘトヘトになって、最後の仕上げがカレンダーの掛け替え。我が家のルーティンの一つです。

昨年は二つの企業様のカレンダーの絵柄を担当しましたが、今日はその一つ、「古河電池株式会社」様のカレンダーの絵柄を紹介します。古河電池さんは、バッテリーを中心とした蓄電池の製造メーカーです。ちなみに小惑星探査機初代「はやぶさ」「はやぶさ2」には、古河電池さんの作ったリチウムイオンバッテリーが搭載されています。

「旅の追憶」というタイトルでまとめられた大判カレンダーですが、水彩画はどの絵にも小さく車の要素を入れてあります。もちろん車載バッテリーメーカーゆえんのこだわりです。

私が旅してきたヨーロッパの街から6シーンを描き下ろしました。今日は1月2月の絵柄、ザルツブルグを紹介します。

元々、なぜ私がザルツブルグを訪れようと思ったか?理由は、映画「サウンドオブミュージック」にあります。初めてスクリーンで見たのは高校生の頃。盛岡名劇でした。オープニングから鳥肌が立ちっぱなしでした。誰もが知っている「ドレミの歌」。そのロケ地となったオーストリア・ザルツブルグをなんとしても訪れたい、そんな思いで旅した町です。

ああ、ドレミの歌のシーンが見たくなってきた(笑