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芸術の秋です。 このたび、アトリエアルティオで絵を学ぶ受講生による、第4回作品展がアトリエ・アルティオにて11/10〜15まで開催中です。
コロナ禍により教室開催もままならない中、それぞれ1点ずつ持ち寄っての展示です。13人が心を込めて描いた13枚の作品が並んでいます。
小さな会場ですが、ご来場をお待ちしています。
◎11/10(火)〜11/15(日) Open12:00〜18:00(最終日は16:00終了)
◎仙台市青葉区立町19-20 1F(赤い看板が目印です)
◎会場■アトリエ アルティオ[古山拓絵画工房ギャラリー]
駐車場は近隣のコインパークをご利用ください。
※新型コロナ対策のため、マスク着用でのご入場をお願いいたします。また、密を避けるため、入場をお待ちいただく場合もございます。
ご理解のほど、よろしくお願いします。
「楽園のかたち」ジープ島にて
[rest in a life ] ジープ島にて
「南の果て」ジープ島にて
ミクロネシア・トラック諸島。その環礁の中に直径30メートルほどの小島があります。ジープ島というその島を有名にしたのが、世界中をダイビングしてきた吉田宏司さんです。テレビの絶景番組で第一位になる島でもあります。テレビ番組を通じてご存知の方も多いのでは?
私は、私の絵の理解者でもある仙台青葉クリニックの院長先生の誘いで、実は2011年にその島を訪れています。そして数ヶ月前、院長先生から一本の連絡が。
「タクちゃん、今、吉田さんとあっているんだが、タクちゃんの仕事を一本作った(笑)だから吉田さんに会いに行って!場所は吉田さんの故郷、上越妙高。」
吉田さんとはジープ島への旅以降も何度か日本で会っていましたので、すぐに連絡を入れました。
聞くと上越妙高で吉田自然塾を開塾しているとのこと。まずは上越妙高に来て欲しいんだ、、、そんな流れで二泊三日で現地に行ってきました。
私にとって、実は初めての上越妙高でしたが、自然塾のメンバーの皆さんとお会いしたり、吉田さん直々に徹底ガイドしていただいたり、目の回るような三日間でした。
仕事は、あれこれありすぎて一言では言い表せず、いろいろな形で吉田自然塾に関わっていくことになりそうな気配です。
+++
今までいくつもの旅を重ねてきましたが、一つ言えることがあります。
「何で自分はここにいるんだろう?」という感覚が、旅先で舞い降りる時があります。ジープ島でもそうでした。
そんな感覚が降ってきた旅は、5年や10年という長いスパンを置いたのち、不思議と次につながっていくのです。
今回吉田さんと過ごした二泊三日。ジープの蒼い空は上越妙高、そしてかの地で出会った方々に繋がっていたのか….そしてどこまでも広がっていくんだな、きっと、、、そんな思いを抱きながら仙台に帰ってきました。
水彩画は、ジープ島滞在をモチーフにした3枚です。
[rest in a life]
[楽園のかたち]
[南の果て]
■ 2020/10/30 ■
100人で作るぬり絵アニメ『広瀬川〜きみの翼になれたら』が完成しました。
Youtubeに公開いたしましたので、ぜひ、ご覧ください。
このショートアニメ企画は、<公財>仙台市市民文化事業団から対コロナ「アート支援プログラム」の助成認定を受け、全国から100人の方々に塗り絵着彩のご協力をいただくことで、完成することができました。
100人で作るぬり絵アニメ『広瀬川〜きみの翼になれたら』が完成しました。
Youtubeに公開いたしましたので、ぜひ、ご覧ください。
このショートアニメ企画は、<公財>仙台市市民文化事業団から対コロナ「アート支援プログラム」の助成認定を受け、全国から100人の方々に塗り絵着彩のご協力をいただくことで、完成することができました。
ぼくの表現のキャリアは今は画家・イラストレーター です。 ですが、表現者としての根っこは20代のアニメーター時代にあります。 はじめて携わったアニメは35年ほど前の「ゲゲゲの鬼太郎」でした。
はじめてテレビ画面で自分が手掛けた「わずか5枚のねずみ男の手の動き」をみたときの感動を越えるものは、実は、いまだにありません。 それはアニメーションという「大勢のスタッフ」が作り上げることから来る感動でもありました。
今回、500枚を越える原画への「塗り絵着彩」で参加していただいた100人の皆さんにも、そんな感動を共に味わってもらいたい…そう思っての企画でもありました。
着彩に使ってもらった画材は、12色の色鉛筆のみです。手描きのわずか90秒という短いアニメですが、色塗りをしてくださった皆さんと一緒に一つの物語を作り上げることができたことへ、あらためて心から深く感謝申し上げます。
皆さんの「はるか彼方」にも「大空が遠く広がっている」と信じています。
ありがとうございました!
最後に一つ謝辞を。
音楽は、息子・古山開斗が担当してくれました。
まだ絵コンテ状態だったアニメの素案を見て、素敵なテーマソングを作詞作曲してくれました。ありがとう。
「きみの翼になれたら」の歌詞を以下に紹介しておきます。
君の翼になれたら
どこまでも 君と二人で
飛んでいけるさ
誰も知らない行ったこともない 宝島へ
君の翼になれたら
どこまでも二人で
飛んでいけるかな
誰も知らない行ったこともない 世界の果てへ
遥か彼方 君の大空は遠く広がる
河北新報夕刊に連載中の「みちのく山のゆなな」(おおぎやなぎちか・作)
おおぎやなぎさんは、季節の進み具合も、物語の中でかかれているのです。
作者のおおぎやなぎさんと共通意識を持ちながらイラストを描いています。
いままで掲載になったイラスト6話分を紹介します。
おかげさまで、秋恒例となりました藤崎デパート6階美術ギャラリーでの展覧会が無事閉幕しました。昨日の河北新報朝刊で取り上げられたこともあり、大勢の皆様にご来場いただいたことに深く感謝申し上げます。
藤崎での開催は、2006年の「スペインポルトガルの旅個展」以来、数えて15回目の展覧会でした。継続できているのはひとえに見にきてくださる皆様あってのことです。本当にありがとうございました。
今回、26枚の水彩画が嫁入りしていきました。いつも思うことがあります。それは、絵画をお求めいただくことは「作家の成長をこれからも見続けるからね」と暗に言われていることに他ならないということです。嫁ぐ都度、気持ちがぎっしりと引き締まります。
また、今回、二人のお客様から、「あなたの絵を形見分けでいただき、今、私の家にかけられています。だから、来てみました」と伝えられました。描いた絵が新しい旅を始めたような気がして、なぜだか目頭が熱くなりました。
明日からは、12月開催の村上かつみ先生との文学テーマの二人展、そして年改まって2021年3月、晩翠画廊開催の東日本大震災10年節目の「海画展2021」(仮タイトル)、そして4月の神戸での二度目の展覧会へと筆を進めます。
ご来場くださった方々が、展覧会を見るために割いてくれた貴重な時間。描き続けることがその時間へのささやかな返礼のように思います。ありがとうございました!
今回アップする絵は、最終日の閉幕一時間の間に嫁入りして行った水彩画です。「a first and last house」。アイルランド・ゴールウェイ近郊の風景。最後に新聞記事で紹介された「聖ミカエルの砦」と「並木の向こうに天使が見えた」です。