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水彩・すみれの村の路地〜南仏・トゥレットシュルルー

花の小径〜イギリスヨークシャー・ロビンフッドベイ

浜辺にて_イギリスヨークシャー・ロビンフッドベイ

東北にゆかりのある児童文学作家さんたちが発起人となって、「みちのく童話賞」を発足させました。

実行委員会のおおぎやなぎちかさんの児童書挿絵を手掛けた縁で、アトリエ・アルティオも協賛しています。

店舗にはチラシを置いていますので、「そういえば童話、書いてみたかった」という方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう?

テーマは「光」です。

応募資格、応募規定等、詳しくはチラシ・ウェブサイトをご覧ください。

「最上川が氾濫」のニュースに我が目を疑いました。今まで幾度となく取材で訪れた山形の一級河川です。

蛇行する様、そして両側に急な山を従える風情が好きで、作品にもしています。

アップした水彩画は、2013年に描き下ろしの注文をいただいた作品です。描いた場所は被害が出た大石田です。

被害が今以上に広がらないことを祈りつつ、被害に遭われた方々へお見舞いを申し上げます。

 

■ 2020/7/23更新■

7/25(土曜日) NHK「ウィークエンド東北」(東北限定)で私の震災への取り組みが紹介されます。朝7時半から。東北在住の方、お時間あればぜひご覧ください。

 

 

 

 

岩沼市民図書館での講演会が終わりました。

絵本「海の見える丘」の朗読でスタートさせよう、と思っていたのですが、友達のフリーアナウンサー・朗読家の渡辺祥子さんが控え室に来訪。なんと祥子さんが「絵本の朗読、私、引き受けるわよ!」

マスクしてのマイクの音声が果たしてどう聞こえるのか、非常に不安だったのですが、これまたヴォイストレーナーの荒井真澄さんがいらしてくださり、(彼女のヴォイストレーニングを私は数回受けています)「大丈夫、私が一番後ろに座っているから、前に教えたコツで、最後部めがけて話してね!」

そんな最強のサポートでスタートすることができました。

内容がどうだったのかは、聴講者の判断に任せるとして、今回引き受けた「なりたい自分になる」というテーマに沿っての講演で、最多登場キーワードは「なりゆき」でした。

人はそれぞれ生き方があります。

遠くに叶えるべき目標を立てて、一心不乱にゴールを目指すタイプ。

ちょっと先のやりたいことをやりながら、流れで道を選んでいくタイプ。

私の場合は、間違いなく後者です。

「なりゆき」で今がある、と言ってもいいかもしれません。

その「なりゆき」にはしかし、周囲の人々がいての「なりゆき」です。

人様あっての「なりゆき」人生ですが、結局私を囲んでくれている「人様」とは、自分に欠けている、かけがえのない何かを持っている人たちだと感じています。

今回の講演会で現場を手伝ってくれた友達、いらしてくださったお客様、そして企画運営に当たってくれた岩沼市民図書館の方々、と、全て私にとって「なりゆき」をいざなってくれる大切な方々となりました。心から感謝申し上げます。

質疑応答でお客様から質問がありました。

「いろんな旅をしてきて、一番記憶に残るところはどこですか?」その問いへの答え、『英国南西部の「ダートムーア」です。歩いた風と匂いが今も時々ふっと思い出されるんです』

今回アップした絵は、そんなダートムーアの水彩画です。

トップ画像は2011年の個展で発表。ダートムーアの泊まった宿への道を描いたもの。

下にアップする画集の一ページは、1997年の初個展当時、勢いで作った個展画集パンフレットのスキャンデータです。その個展につながった旅で歩いたダートムーア現地で描いた絵です。

初個展、それは小さなギャラリーでした。個展搬入の日に間違って会場にいらしたお客様が、「これ、いいわね」と搬入日に買ってくれた、人生で初めて嫁いで行った絵です。

画集パンフレットは十数ページのペラペラのものですが、私にとってはどんな立派な画集よりも価値のあるものです。手元に残っているのは、すでに一冊だけです。

追伸

明日土曜日(7/25)、朝7時半、NHK「ウィークエンド東北」(東北限定)で私の震災への取り組みが紹介されます。10分ほどですが、ご案内まで。

 

 

NHK仙台放送局の番組で、私の取材や水彩画制作の様子が放送されます。
7月25日・土曜日・朝7:30「ウイークエンド東北」です。

ディレクターHさんと出会ったのは昨年のこと。私のブログを読んでくださっていたことが縁でした。
「古山さんのことをよく知りたいので、ギャラリーに伺ってもよろしいですか?」

それから半年。

Hさんは、来年10年の節目を迎える「震災テーマ」を前に、つまづきながら右往左往する私を丹念に取材してくださり、一本のコンテンツにまとめてくれました。

「取材するところを撮影させてください。いつも通りのペースで描いてくださって結構ですので。」と、一泊二日の海辺の取材にも同行。
アトリエでの制作にもじっくりとカメラが入りました。ディレクターさんの取り組み方は徹底していました。10分の枠ということですが、Hさん渾身の作であることは間違いありません。

来年3月11日。その日を挟んで仙台晩翠画廊で「震災から10年」の個展が決まっています。
実は、どう取り組んでいいのか、迷っていました。そんな私に前進のヒントをくれたのは、実はHさんとの対話でもありました。
心から感謝申し上げます。

東北六県で視聴できるようです。私もまだみていません。お時間ある方、是非どうぞご覧ください。

 

仙台の夏、といえば、七夕祭りです。

残念ながら、コロナの影響で2020年の仙台七夕まつりは中止となりました。

仙台のお土産屋さんといえば、「こけしの島貫」さんが有名ですが、島貫さんから「中止とはいえ、せめて仙台の夏の七夕気分を楽しんでもらえる企画展をします」との声がけをいただき、私も数点出品することになりました。来週半ばからその七夕企画展がスタートします。

この水彩画は最後に仕上がった一枚です。

「夏の夜の夢」

伊達政宗公騎馬像をモチーフに夏の夜空に夢馳せました。

マーブルロード大町に面した店舗奥のギャラリースペースに展示予定です。

23日スタートの予定とのことで準備が進められています。お近くを通った時は覗いてみてください。

岩沼市民図書館に搬入展示で行ってきました。絵本「海の見える丘」(くすのきしげのり・作・古山拓・絵)オリジナルプリント・コンセプトラフスケッチと画文集「子規と歩いた宮城」(古山拓・絵と文)水彩原画の展示です。

岩沼市は、仙台市中心部からクルマで30分ほど。仙台空港がある町です。天気予報は雨でしたが、荷物を運び下ろすときはしっかり雨は止んでくれました。何度も言います。晴れ男です。テンション下がってる時はダメだけど。

図書館内に入ると、あちこちに告知が張り出され、頭がどんどん下がって体は小さくなっていきました。

展示総数は36点ほど。

館内二階のギャラリースペースを使っての展示ですが、どんぴしゃり、一つも余らず、絶妙間合いでハマってくれました。持っていった点数が「ピタッと会場にハマる」ほど嬉しいことはありません。というか、この時ばかりは「ドヤ!」となります。ドヤ顔で周り見渡しても周りには誰もいないけど。

展示は妻と二人で2時間で終了。7/23の講演会サイン会の現場打ち合わせも流れで押さえて、今日のところは無事終わりました。

明日から8/2まで、原画展は開催されます。前にも書きましたがコンセプトラフスケッチは、作家「ドヤ!」顔ラインナップです^_^(意味不明ですね。要は画家って生き物は、普段表に出ないラフや素描こそ見てもらいたいんだ、ってこと)入場無料です。ご近所の方、絵本好きな方、どうぞ足をお運びください。

ちなみに松尾芭蕉が歌に読み、正岡子規も立ち寄った「二木の松」は岩沼市民図書館から徒歩数分なんですよ。「子規と歩いた宮城」の原画を見た後、子規の気持ちで岩沼散策。オススメします。