x4160677 - Part 38
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NHK仙台放送局の番組で、私の取材や水彩画制作の様子が放送されます。
7月25日・土曜日・朝7:30「ウイークエンド東北」です。
ディレクターHさんと出会ったのは昨年のこと。私のブログを読んでくださっていたことが縁でした。
「古山さんのことをよく知りたいので、ギャラリーに伺ってもよろしいですか?」
それから半年。
Hさんは、来年10年の節目を迎える「震災テーマ」を前に、つまづきながら右往左往する私を丹念に取材してくださり、一本のコンテンツにまとめてくれました。
「取材するところを撮影させてください。いつも通りのペースで描いてくださって結構ですので。」と、一泊二日の海辺の取材にも同行。
アトリエでの制作にもじっくりとカメラが入りました。ディレクターさんの取り組み方は徹底していました。10分の枠ということですが、Hさん渾身の作であることは間違いありません。
来年3月11日。その日を挟んで仙台晩翠画廊で「震災から10年」の個展が決まっています。
実は、どう取り組んでいいのか、迷っていました。そんな私に前進のヒントをくれたのは、実はHさんとの対話でもありました。
心から感謝申し上げます。
東北六県で視聴できるようです。私もまだみていません。お時間ある方、是非どうぞご覧ください。
仙台の夏、といえば、七夕祭りです。
残念ながら、コロナの影響で2020年の仙台七夕まつりは中止となりました。
仙台のお土産屋さんといえば、「こけしの島貫」さんが有名ですが、島貫さんから「中止とはいえ、せめて仙台の夏の七夕気分を楽しんでもらえる企画展をします」との声がけをいただき、私も数点出品することになりました。来週半ばからその七夕企画展がスタートします。
この水彩画は最後に仕上がった一枚です。
「夏の夜の夢」
伊達政宗公騎馬像をモチーフに夏の夜空に夢馳せました。
マーブルロード大町に面した店舗奥のギャラリースペースに展示予定です。
23日スタートの予定とのことで準備が進められています。お近くを通った時は覗いてみてください。
岩沼市民図書館に搬入展示で行ってきました。絵本「海の見える丘」(くすのきしげのり・作・古山拓・絵)オリジナルプリント・コンセプトラフスケッチと画文集「子規と歩いた宮城」(古山拓・絵と文)水彩原画の展示です。
岩沼市は、仙台市中心部からクルマで30分ほど。仙台空港がある町です。天気予報は雨でしたが、荷物を運び下ろすときはしっかり雨は止んでくれました。何度も言います。晴れ男です。テンション下がってる時はダメだけど。
図書館内に入ると、あちこちに告知が張り出され、頭がどんどん下がって体は小さくなっていきました。
展示総数は36点ほど。
館内二階のギャラリースペースを使っての展示ですが、どんぴしゃり、一つも余らず、絶妙間合いでハマってくれました。持っていった点数が「ピタッと会場にハマる」ほど嬉しいことはありません。というか、この時ばかりは「ドヤ!」となります。ドヤ顔で周り見渡しても周りには誰もいないけど。
展示は妻と二人で2時間で終了。7/23の講演会サイン会の現場打ち合わせも流れで押さえて、今日のところは無事終わりました。
明日から8/2まで、原画展は開催されます。前にも書きましたがコンセプトラフスケッチは、作家「ドヤ!」顔ラインナップです^_^(意味不明ですね。要は画家って生き物は、普段表に出ないラフや素描こそ見てもらいたいんだ、ってこと)入場無料です。ご近所の方、絵本好きな方、どうぞ足をお運びください。
ちなみに松尾芭蕉が歌に読み、正岡子規も立ち寄った「二木の松」は岩沼市民図書館から徒歩数分なんですよ。「子規と歩いた宮城」の原画を見た後、子規の気持ちで岩沼散策。オススメします。
岩沼市民図書館での「海の見える丘&子規と歩いた宮城」原画&コンセプトスケッチ展と講演「なりたい自分になる」に向けて、仕込みが始まっています。
思い返せば、1月。倉敷の「つづきの絵本屋」さんで「海の見える丘」原画展が開催され、くすのきしげのり先生とのトークがありました。また、3月には仙台藤崎での311メモリアル企画で「子規と歩いた宮城」の原画を一部展示しました。
いつも思うことなのですが、何かを為して、そこで終わるという感覚がありません。イベントや個展が終わっても、閉じた瞬間に、為したコトは先の未来の「どこか」へつながっている感覚があります。
今日は講演原稿のチェックをしていたのですが、あらためてその感覚は自分の進み方の指針になっているんだな、と感じました。
一見マイナスに思える出来事でさえも、素晴らしい喜びへの布石だったり、ありえないような出会いへの曲がり角だったりします。というか、そう考えるクセが染みついているのかもしれません。そしてその体験が水彩という自分のツールで形になっていくように思えます。
大阪9日間の旅先から仙台に帰り、いわゆる日常に戻ったわけですが、この日常の一つ一つがずっと先のどこかにつながっているんだ、と思うと描く筆と絵の具が楽しく笑うから不思議です。
倉敷「つづきの絵本屋」〜仙台藤崎「311メモリアル」〜そして大阪。それらの旅はニューロンのように繋がって、新しい世界を作り出していくんだろうな。
そんなことを思っていたら、半年後新年の話が舞い込んできました。現実とは、あたかもこうして織りなされていくオートマティックなタペストリー。翻って水彩画を発表し続けることは、明日を描き出すことなんだな。地球の裏側から世界の果てまですべては見えない糸でつながっていて、無駄な糸は一本もないんだなあ。。。u~~~mm..what a wonderful world♪
水彩画は「ふたり」。スコットランドハイランド地方のグレンコー付近です。スケッチしている傍ら、カップルが手を繋いで坂を駆け下りていきました。
大阪での初めての個展が終わりました。コロナの影響で人出が少ない中での阪神梅田本店開催でしたが、おかげさまで素敵な出会いをたくさんいただきました。ありがとうございました。
定期的に大阪での開催も視野に入れて、今後も絵と取り組んでいきたいと思っています。
仙台に戻り、「次」の準備が始まっています。
実は、岩沼市民図書館さんからお声がけいただき、講演をすることになっています。
岩沼市民図書館 第9回文化講演会「なりたい自分になる」です。
今までの活動を振り返りつつ、日々のヒントになるものをお伝えできればいいなと思っています。(講演終了後、会場内にて絵本・画文集ご購入の方へサイン会もございます。)
絵本「海の見える丘」の原画&アイデアスケッチ展と画文集「子規と歩いた宮城」の原画展も7月17日~8月2日、同館2階に展示します。(正岡子規は宮城にも足跡を残していますが、宮城の旅の出発点は岩沼でした)
ご都合つくようでしたらどうぞご参加ください。詳細は以下となります。
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7/23(木・祝)13:30~15:00
市民図書館2階 セミナールーム「阿武隈」
定員40名程度
講演終了後、会場内にて絵本・画文集ご購入の方へサイン会開催。
申し込み方法/申込書に記入してカウンターにお持ちになるか、
お電話でお申しこみください。
申込・問合せ:岩沼市民図書館 TEL 0223-24-3131
■7月17日(金)~8月2日(日) 図書館2階まちかどギャラリーにおいて『海の見える丘』と『子規と歩いた宮城』の原画を展示します。ぜひこちらもぜひご覧ください。
このたび、岩沼市民図書館さんからお声がけいただき、講演をすることになりました。
岩沼市民図書館 第9回文化講演会「なりたい自分になる」
7/23(木・祝)13:30~15:00
市民図書館2階 セミナールーム「阿武隈」
定員40名程度
講演終了後、会場内にて絵本・画文集ご購入の方へサイン会もございます。
申し込み方法/申込書に記入してカウンターにお持ちになるか、
お電話でお申しこみください。
申込・問合せ:岩沼市民図書館 TEL 0223-24-3131
また、7月17日(日)~8月2日(日) 図書館2階まちかどギャラリーにおいて『海の見える丘』と『子規と歩いた宮城』の原画を展示します。ぜひこちらもぜひご覧ください。
オオサカホップといってもビールの話じゃありません。関西、そして西日本との繋がりのお話です。
西日本の皆さんとの繋がりがここ数年不思議なほど強くなっています。
その深さは10年前には考えてもいなかったほどです。
SNSで西日本の方々と繋がったり、高野山からご縁をいただいたり(なんで?なんで?笑)と、そのきっかけはいくつかあります。
その中の一つに、児童文学作家、くすのきしげのり先生との出会いがあります。徳島在住ですが、その著作100冊を越える腕っ節を持つ文学者です。先生とタッグを組んだことで、多くの西日本の読者の皆さんと繋がりを持たせていただきました。
くすのき先生と初めてお会いしたのは、実は大阪でした。私の「人生3回目の大阪旅」の旅程を組んでいたところへの、新作タッグの打診でした。(1回目は修学旅行でほぼ記憶なし。2回目はカレンダー仕事の取材で寂しいタッチアンドゴー)
私の大阪入り予定の一日だけが、くすのき先生もスケジュールが空いていた、ということで、奇跡のような打ち合わせとなりました。
以降、三冊の本をご一緒させていただき、徳島開催のベートーベン第九百周年イベントに参加したり、絵本の原画展を倉敷の絵本屋さんからお声がけいただいたり、と縁が縁を呼んでいます。ワタシは生粋の東北人なんで、なんか不思議。
その西日本への縁がホップした大阪で、24日から水彩画展がはじまります。
場所は、センターオブオオサカ、阪神梅田本店・9Fアートスペースです。
コロナ禍でまだまだ気持ちが引き締まっている大阪です。いらしてくださいとは申せません。お客様もまばらを覚悟の大阪入りです。が、過去の様々な流れを考えると、今、大阪に行くことが、「何かの意味があるステップなんだろうな」とも思っています。
大阪、一週間お世話になります。
会期は6/30まで。マスク着用、ソーシャルディスタンスキープの対コロナモードで会場に入ります。失礼することも多々あるかと思いますが、どうぞ、よろしくお願いします。
そして大阪展から戻ると、岩沼市民図書館での「海の見える丘絵本版」原画展と講演会へとホッピング。この絵本もくすのきしげのり先生とのタッグ本。オオサカホップに始まりステップ→残るジャンプでワタシはどこへ跳ねていくのだろう?
わからないから面白いんだよね。きっと。
トップ絵はモンサンミシェル。大阪展で初お披露目です。
■ 2020/6/18更新 ■
コロナ禍で、開催が危ぶまれ、ご案内ができずにおりました大阪での作品展が、来週から始まります。
今まで「三密を避けるため、ご案内と告知はせずに開催」との会場側の苦渋の方針でしたが、告知の許可がおりましたのでリリースします。
古山拓水彩画展「かどをまがれば」
会場:大阪・阪神梅田本店9Fアートスペースです。
会期:6/24〜6/30
会期中は11時〜17時くらいまで会場入りする予定です。
まだまだコロナ禍が落ち着かない昨今です。くれぐれもご無理なきところで、お近くにいらした際には覗いていただけると幸いです。
アートスペースは、スペースとあるように小さな会場です。
作家の私もマスク着用とソーシャルディスタンスを心がけての会場入りさせていただきます。
失礼をする場合も多々あるかと思いますが、どうかご理解くださいますようよろしくお願いいたします。
聖ミカエルの砦_モンサンミシェル 370×270㎜ ¥110,000
ライフワークって言葉をよく聞いたり、たまに自分でも使ったりしますけど、改めて考え直す出来事がありました。
昨日、テレビの取材チームがアトリエに入りました。詳しくはまだ申せませんが、半年ほど前に出会ったディレクターさんとの縁で、対話(会話にあらず)を重ね、一緒に「歩いて」います。
「歩く」には大きく分けて2タイプありますね。A「目的地に向かって歩を進めること」とB「目的地決めずに思索しながら歩く散歩」。おおかたこの二つでしょう。
今まで水彩画個展でテーマを決め、描くアンテナを立てて海外・国内を取材を続けてきました。その取材旅はA地点からB地点まで歩く中で、響いてくる何かを探すことでした。
取材の時は、頭の中はニワカですが歴史家になっていたり、哲学者になっていたり、環境学者になっていたり、はたまた神学者になってしまったり、脳内は思索のタイフーン。そういう意味では、取材で歩くことはA×Bのような気もします。
今回、ディレクターさんと「歩く」ことは、過去20数年取材を繰り返して積み重なった「思索の地層」を一層、二層、三層…と抽出する貴重な体験になっています。
思い返せば、とある個展で、お世話になっているU社長がにいらしてくださり話しているタイミングに、そのディレクターさんが来訪しました。
名刺交換した後、社長はジョークまじりでディレクターさんに「嫌がられても古山にぴったりくっついて離れるな!」と言いました。(U社長,多分覚えていないだろうな=笑)
結果、ディレクターさんと一緒に歩くことで、小さな個人の歴史を見直しています。そして思いました。「ライフワーク」とは、アーティストや有名人が大上段に構えていうような、そんな大袈裟なものでは決してない、と。
誰でもが「過去を見つめ直して、未来へ歩を進めること、そして個人の歴史を全うすること」それがライフワークなんです、きっと、多分。
U社長、ディレクターさんと交わした対話を経て今、自分が何を考え、どんな出会いがあり、何を残していくことが大切なのか?そのことを考える自分がいます。
水彩画は、ホワイトクリフへの道。イギリスに取材した旅風景でした。