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その姿を描き写した絵をみせると、疫病退散のおまじないになると言われている、「アマビエ」。

↓こちらが古文書に書かれた、今、一気にブレイク中のアマビエ様です。みたことある方も多いと思います。

 

「今、絵描きができること・その2」として、タクが彼なりにアマビエを描きました。(その1はウェブ個展ギャラリー

岩手出身(遠野物語世界)+ケルト好き(妖精世界)のタクが、イマジネーションで描いたアマビエです。サインにはいつもと違うフルターク=Furtarchsのサイン。これはタクが落書きイラストの時に使うペンネームだそうです(笑)

↓フルタークの描く#アマビエ様

この画像は個人で使う分に関して、ダウンロードフリーとしました。

もし気に入ったら、どうぞ、ダウンロードしてください。(問い合わせフォームからメッセージなどいただけると、タクは喜ぶと思います)

以下、ウィキペディアからのアマビエに関する転載です。

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江戸時代後期の肥後国(現・熊本県)に現れたという。この話は挿図付きで瓦版に取り上げられ、遠く江戸にまで伝えられた[3]

弘化3年4月中旬(1846年5月上旬[注 2])のこと、毎夜、海中に光る物体が出没していたため、役人が赴いたところ、それが姿を現した。姿形について言葉では書き留められていないが、挿図が添えられている。

その者は、役人に対して「私は海中に住むアマビエと申す者なり」と名乗り、「当年より6ヶ年の間[注 3]は諸国で豊作が続くが疫病も流行する。私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ。」と予言めいたことを告げ、海の中へと帰って行った。(wikipediaより抜粋転載)

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フルターク#アマビエチャレンジ!一刻も早くcovid19禍が収束しますように。

 

 

臨時クローズ中のアルティオからの手紙

外出自粛中のみなさまへ。
バーチャル「旅気分」お届けの一枚です。

絵は「パリの窓辺」。
2017年、南仏を旅しましたが、帰国前に数泊したパリの宿は、凱旋門が見える部屋でした。

若い頃からバックパッカーであちこち旅してきた店主クミコと作家タクです。
いつもは下町の安宿が常。そんな宿は大概窓辺の風景が「狭い通り」か「裏庭」になるのです。(それはそれで味わいある)

この部屋の眺めには、参りました。★の数は眺めの良さでもあるんだなあ、と思いました。

ちなみに、私たちは、どんなチープな旅でも帰国前日の宿は奮発します。

というのも、はじめての放浪旅の最後の日、泊まった宿が最悪でした。…旅の思い出が全てしぼんだ気になりました

それ以来、終わり良ければ全てよし!と、最後のホテルを吟味します。

この絵は嫁いで、今は思い出だけです。

皆様、この連休はステイホーム。
美術、音楽、哲学、文学で美を追求しましょう。

 

写真は、泊まったホテルの窓辺からのスナップです。

アパルトメントの数だけステイホームがある。

どんな人が、どんな思いで地球の反対側で暮らしているんだろう?

笑顔のステイホームだってあるはず。そう思っています。

「美しい風景に対峙して感動した時、瞑想と同じ効果がある」

とある本に書かれていたことです。

なるほど、と思いました。

取材であちこち歩いてきましたが、感動があって立ち止まるわけです。で、おもむろに鉛筆を走らせる。

観光地とは違う、平々凡々としたところでも、よく立ち止まります。他の人が描く姿を見かけても、「なんでこんなところで描いているんだろうな?」と思うような場所も多々だと思います。

その時、共通する感覚があります。「向き合っている自然に描く自分が溶けて行く」感覚です。その感覚が本に書かれていた瞑想に近いものなのかも知れません。

果たしてそれが正しいかどうかは分かりません。が、本を読んだとき、描くことで瞑想しているなら、なんだかトクしているな、って思いました(笑)

今日の絵は、岩手の奥羽山系の裾野です。少し瞑想が過ぎたせいか、若干フィクションも加えていますが、それは絵空事、お許しください。

ウェブ個展ギャラリーを作りました。こちらです。お時間ありましたら、、、

この度中止となりました川徳個展の全作品をアップした「ウェブ個展ギャラリーサイト」オープンしました。

ご購入も承っております。ぜひご覧ください。

https://takufuruyama.myportfolio.com

この度、4月23日から予定されていた川徳個展は中止となりましたが、全作品をアップしたweb個展サイトを作りました。

STAY HOMEでごお楽しみいただけます。また作品販売も承っております。

どうぞご覧ください。

https://takufuruyama.myportfolio.com

■ 2020年4月20日更新 ■

【盛岡・川徳デパートでの個展は中止となりました】
川徳個展「いつか君と見た風」は、4月23日から開催の方向で連日百貨店側と情報交換をしつつ、準備を進めて参りましたが、本日、百貨店から「新型コロナ対応のため、やむなく中止」の連絡が入りました。
岩手の皆様とは、また別の機会にお会いできることを楽しみに、今を凌ぎます。

(4月20日)

 

 

 

毎日外出ができない日々が続いています。

臨時休業中のアルティオ店舗には一日置きに行っています。

店舗=テナントは、科学的にはコンクリートの箱でしかありません。ですが、なんというか、ドアを開けると、部屋が「笑ってくれる」のがわかります。コロナ対応で臨時休業して以来顕著です。「閉めててごめん」とつい声をかけてしまします。空間にも命がある。

早くOPENの看板を出したいです。いつもいらしてくださる皆様、申し訳ありません。そのときはまた笑顔でお迎えします。

今日は一枚の春の絵をアップします。

山間部をくねる道が好きで、愛用のルートマップには無数のマーキングや書き込みがあります。

今テレビで人気を博している「ポツンと一軒家」ではありませんが、突然現れる集落に、そこに暮らす人のドラマを感じて立ち止まってしまいます。

その昔、東京小平にあったギャラリーで個展をさせてもらったことがありました。

ヨーロッパを描いた絵をポートフォリオに入れて持っていったのですが、オーナーさんからひとつ条件を出されました。

「ヨーロッパを描いている画家は、東京には山のようにいるからね。生まれ育った東北を描き続けるなら、壁、貸してもいいよ」

はっとしました。1997年のことです。東北なんて暮らし続け当たり前すぎて、気にもかけていなかったのです。(個展プロフィールはこちら。1998年の松明堂展です)

オーナーさんのひとことから、以来、東北の山間部や海辺へ迷い込むことになりました。農家でとうもろこしをもらったり、炭焼きの親父さんが炭だらけの顔で笑顔をくれたり。漁師さんがウニを食え、と差し出してくれたり。

車で奥へと入って行く時は怖くさえなる時もありますが、結果、良い思い出しかありません。

いまだに取材を続けて、さっぱり上達しない下手な絵を描き続けていますが、下手なりに自分が見てきたことが誰かの記憶とゆるく繋がって、何かを生み出す肥料になると良いなあ…と思います。

「ポツンと一軒家」を見ていると、つい「ウンウン、細道崖道、ドキドキするんだよね」なんて、一緒に旅してきた妻と笑いながら話しています。

今日の水彩画のタイトルは「春風、遠くにさえずり」

北上山地山中の風景です。

 

 

 

 

ネットギャリー ってご存知ですか??正直に言います。私、知りませんでした(汗)

本社はアメリカ。ABA(全米書店協会)ALA(全米図書館協会)などと連携し、選書ツールとして利用されている、いわゆる「本のインフラ」です。文学者なら多分だれでも知っているでしょう。

数日前、アメリカ本家ネットギャリーで#くすのきしげのり / #古山拓 絵『#あなたの一日が世界を変える』がおおきく取り上げられました。(ブログ最下部に写真あります。お急ぎの方はスクロール♪)

この情報は、徳島の書店、平惣の八百原さんから入りました。(なぜか、仙台の私がもっとも連絡を取り合っている書店の方が八百原さんです=笑)

平惣は徳島県阿南市富岡町に本社を置く書店です。
八百原さんはじめ書店の皆さんが、「今回の世界に蔓延しているcovid19の危機に、書店としてどう立ち向かえばいいのか??」を熟考。絵本『あなたの一日が世界を変える』を広める作戦をとりました。(有り難いことです。トップの写真は平惣さんの店頭。私の送ったポップを大きく使って、フェアを展開してくれています。)
そして、ネットギャリーの日本版を運営するメディアドゥさん、そして版元のPHP研究所も全面協力の構えをとってくれました。

さっそく八百原さんから、「絵本を読んだ、地球の反対側のアメリカ人からメッセージがよせられた」と、連絡が入りました。
「アメリカの方から寄せられたメッセージ」を氏の友人がていねいに翻訳して下さいました。

描いた絵に関して感想もかかれており、描き手としてこれ以上の賞=プライズはありません。
以下、八百原さんからの手紙です。

——

英語版のタイトルは『Your day will change the world

「自分の一日を大切にする」
そんな「当たり前」のことを、翻訳された花丘ちぐささんは「Simple」と訳しています。
いろんなことがある毎日ですが、人生を豊かにするためのコツは、シンプルに生きることなんだと思います。

アメリカの読者からもレビューが届いています

Your day will change the world is a book with simple but important messages.
These messages are simple reminders that we might have forgotten or have slipped from our mind in this age of complicated events. There is a story that accompanies the message “your day will change the world”. In addition to that, there are also 10 questions that enrich and enhance said message. The writing is easy to understand, perfect for children to read, but also a fast and good read for anyone else.

Besides, there are also beautiful watercolour illustrations done by Taka Furuyama that make the whole reading experience much more pleasant and, in my case, invokes nostalgia brought from reading books with a similar type of illustration from my childhood, which is a nice touch.

When we come away from the book, we’re encouraged to ask the question “what can we do to make our day shine”? It’s a question that carries a lot of weight, because after all, our day will change the world.

あなたの一日が世界を変える』は、シンプルながらも重要なメッセージが込められた一冊です。これらのメッセージは、複雑な出来事の多いこの時代に、私たち が忘れてしまっているかもしれない、あるいは頭の中から滑り落ちてしまっているかもしれない、シンプルなリマインダーです。あなたの一日が世界を変える」 というメッセージに沿ったストーリーがあります。それに加えて、メッセージをより豊かにする10の質問があります。文章はわかりやすく、子供にも読みやす いですが、それ以外の人にも、早くて良い読み物になるでしょう。

また、古山拓氏が描いた美しい水彩画のイラストもあり、読みごたえがあり、私の場合は、子供の頃に同じようなイラストの本を読んだときの懐かしさを思い出させてくれる。

この本を読み終えたとき、私たちは「今日を輝かせるためにはどうすればいいのだろう?という問いかけをしているような気がします。

During the times of uncertainty and fear due to what’s happening at the moment in the world this book is a breath of fresh air and has come into the world at the perfect time. I loved the ethos behind this story and the whole book just made me smile. This is about setting positive intentions for the day because of you can follow the ten questions in a day and teach others the whole world can benefit. Your day can change the world.

今、世界で起こっていることのための不確実性と恐怖の時代に、この本は新鮮な空気の息吹であり、完璧なタイミングで世界に入ってきました。私はこの物語の 背後にある倫理観が大好きで、この本全体が私を微笑ませてくれました。これは、あなたが一日で10の質問に従うことができ、全世界が恩恵を受けることがで きる他の人に教えることができるので、一日のための肯定的な意図を設定することについてです。あなたの一日が世界を変えることができます。

——–

ロックダウンが続いていますが、実は国境線はcovid19の前にすでに消えました。
できることで皆さんと国境線を越えて手を繋いでいきたいです。

もちろん、私の「arm=武器」は、「絵」であり「art」。

armとart。奇しくもmとtの一文字違い。が、後者の戦闘力は同等、いや、それ以上だと信じています。

ちなみに私のギャラリー店舗の名前はARTIO。ある方が「art10??たくさんのアートがあるって言う意味ですか?」といいました。はっとしました。
「熊の女神」という意味の古代ケルト語を店名にしたのですが、ART10もまたパワフルで悪くないな。

 

 

 

歩き続けると出会える風景があります。
その風景は、歩き続けなかったら、もちろん出会うこともなく、知らないままで終わります。

かつて、イギリスのコーンウォール地方のダートムア(曠野)をザックを背負い一人で歩いたことがあります。
いくつもの丘を越えて、町をとおりすぎ、分かれ道で立ち止まってまた進む。
聞こえるのは風の音と小鳥のさえずり、そして自分の足音だけ。
泊まった旅籠は、曠野のなかにぽつんと立つ一軒家でした。

生きていて思うように行かないことのほうが多いけれど、そんなときはよくダートムアを歩いたことを思い出します。
立ち止まっても再び歩き始めることができれば、新しい景色に出会える。ついつい忘れてしまうそのことを思い出させてくれる。足の痛みと一緒に。

この絵はイギリスコッツウォルズ地方のなんにもない田舎です。あえて今、描いた一枚。

イギリスの田舎の道がくねって続く風景が好きなのは、「どこまでも行けそうな気持ちにさせてくれるから」というのも理由のひとつなんだろうな。

作品を随時ギャラリーにアップしています。

https://www.artio.jp/category/gallery1

https://www.artio.jp/category/gallery2

https://www.artio.jp/category/gallery3
お時間あれば、どうぞ^_^

平原-また歩き始める人へ-

取材地=英国コッツウォルズ地方