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水彩画の制作依頼はさまざまな縁でやってきます。事実は小説より奇なり。まるで奇蹟のような、画家とお客様と、そして絵の出会いがありました。

絵のオーダーをくださったのは、銀座の個展でご縁をいただいた、茨城におすまいのHさんでした。昨年の暮れのことです。

「古山さん、震災前に南三陸町は取材していますか?実は両親に美しかったときの南三陸町の絵を贈りたいのです。」

「ええ、取材して描いています。震災のちょっと前ですが…。当時描いた絵のデータを送りましょうか?オリジナルは嫁いでしまってないのですが、戸倉藤浜という小さな漁港を描いた水彩画です、、、。」

「え!?戸倉、を描いているんですか??実家はその戸倉なんですよ!!」

2011年の2月、取材で訪れていた戸倉藤浜。震災後も同じ浜を訪れています。それほどまでに自分の感覚にぴたっと来た漁港でした。「その絵を再度描いてはくれないだろうか?」と、とHさんは言葉をつなぎました。

絵が完成しお届けした翌日、Hさんから「実家にすぐに絵を届け、とても喜んでもらえました」との嬉しい便りが入りました。
掲載の許可をいただきましたので、Hさんのご実家に嫁いだ様子を紹介します。

自分がどこで立ち止まるか、道をどこで曲がるか。その道はどこかの誰かに繋がっていると信じざるを得ない出来事でした。

2011年、戸倉藤浜で震災前に描いたスケッチは、2020年の今に繋がっていたのです。

明日10日から倉敷のつづきの絵本屋さん開催中の「絵本版海の見える丘」原画展にご挨拶のため、4日ほど倉敷、神戸に旅の空です。
神戸倉敷への旅はまたどこかの誰かとつながっているんだろうな。 

 

岡山倉敷のつづきの絵本屋さんで、「絵本版・海の見える丘」(くすのきしげのり・作/古山拓・絵/星の環会)の原画展がはじまりました。
つづきの絵本屋さんのフェイスブックページで紹介されていますので、どうぞ、ごらんください。

12日は、アルティオ店長と作家古山拓が倉敷入りします。この縁で倉敷と仙台を繋ぐことができるといいなと思っています。

しかし、ピーチアビエーションやスカイマークで仙台=関西がとても近く、リーズナブルに行けるようになりました。東京へ行くよりも関西の方が近く感じてしまいますね。
今回倉敷には12日の滞在ですが、10日から14日まで、2021年の神戸個展へ向けて取材をしてくる出張になります。
(1/10〜1/14はアトリエアルティオ臨時休業になります。)

「置賜にて」 14㎝×10㎝ winsor & newton 透明水彩12色携帯水彩パレット

尾道にて 4号 sennelier

出羽路雪景-山形置賜地方の雪景色を水彩で描く

2020年が始まりました。今年もアトリエアルティオ、作家古山拓ともども、よろしくお願いいたします。

年が明けましたが、有り難いことにカレンダーの追加注文が連日入っています。
リングタイプカレンダー、CDケーススタイルカレンダーともにまだ若干在庫がございますので、ご所望のかたは問い合せフォームよりメッセージくださいませ。
今日の水彩画はCDケーススタイルカレンダーより、1月、「ヨークの光」です。

今年も絵本、出版、広告、制作オーダーと、様々な表現でチャレンジしていきたいと思っています。

本日4日、自宅制作室のアトリエは仕事始めです。

年明けの初動は、広告代理店からの絵と文による旅エッセイが一本。
年末にご注文いただいた風景画オーダー制作と、飲食店さんからの店舗水彩画オーダーの二本。
イラストレーションの仕事として、ずいぶん前から手がけている、温泉で有名な某町イラストマップの完全手描き改訂版が一本。(黒子です)
春(4月21日〜29日)開催の盛岡川徳デパート個展の制作、と、動き始めました。

明日5日からは、岡山倉敷「つづきの絵本屋」さんで、『海の見える丘』原画展がはじまります。

2020年が光にあふれる年になりますように。

カレンダーのご注文はこちらです。

■ 2020年1月2日更新 ■

2月開催・青葉アートスクール水彩講座のお知らせ

「間を活かしながら描く」

私が水彩制作のときに最も大事に考えることは、主題のほかに、実はもうひとつあります。それは画面の「間」です。
水彩は水をたっぷり画面に張ることで柔らかなグラデーションを生み出しますが、私はその滲みを多用して間を作って行きます。
今回は「余白」の間を活かすことで主題を引き立てるポイントをお伝えしたいと思います。

主催/青葉アートスクール

日時/2月26日(水)<13:30~16:30>

定員18名 受講料は税込み4400円+別途資料代200円

問い合せ申し込みは022-231-4228 青葉アートスクールまで。

 

 

 

2019年最後のトップ絵は、お客様にいろいろなストーリーを運んでくれた水彩画達の一部です。
お客様ぞれぞれが一枚一枚の絵にさまざまなものがたりを見てくれる….これこそわたしどもが至上の歓びを感じる瞬間です。

大晦日まであと一日という今日、仙台のアルティオ、そして神戸個展にいらしてくださった
遠く山口県のお客様から、
「リフォームした室内に絵をかけましたよ」
と、その写真が届きました。イギリスの水彩画と抽象画をお求めくださっていたM様です。
年の瀬、絵描きとしてギャラリーアトリエとして最高の喜びをもらえました。
ありがとうございました^ – ^


思い返せば、2018年原爆ドーム取材広島。第九絵本での徳島。
2019年春の神戸個展と、西日本の皆様に強い縁をいただいています。

奇しくも2020年の絵の仕事はじめは、1月5日から岡山倉敷「つづきの絵本屋」さんではじまる「海の見える丘」原画展です。

私が倉敷の絵本屋さん入りするのは1月12日のワンデイピンポイントですが、原画展は1月21日まで。(トークイベントは満席でキャンセル待ちです)

その後は仙台開催の震災メモリアルイベントでの原画展も予定されています。(リリースなりましたらお知らせします)

そしてアルティオの時折お立ちよりくださるお客様からも、うれしい年末の便りが届きました。
「ほしいと思っていた水彩画が、プレゼントでやってきました!」というY様からの嬉しいサプライズをきらめかせた内容でした。


店舗が正月休みに入った今も、カレンダーのご注文をお問い合わせいただいています。感謝です。
在庫僅少ですが、まだ十数部ございますので、年明け発送にはなりますがご希望の方はお問い合わせください。
詳細はトピックスへどうぞ

アトリエアルティオが誰かと誰かを繋いだり、水彩画が会話のきっかけになってくれると嬉しいです。
それも、すべて、アルティオを思い出してくれ、今読んで下さっているあなたがいるからです。心からあ
りがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願いします。 
+++

水彩画ギャラリーはこちらです

水彩画の制作オーダーも承っています。詳しくはオーダーページへどうぞ。

「つづきの絵本屋」さんで『くすのきしげのりトークイベント』&『古山拓「海の見える丘」原画展』が2020年1月に開催されます。

店舗内ギャラリーにて、1月5日()~21日()まで原画展とコンセプトラフスケッチを展示。
ラフスケッチは産みの苦しみ?楽しさが鉛筆素描に現れていて、描き手の私が言うのもヘンなはなしですが、「一見の価値あり」だとおもいます。

また、文のくすのきさん、絵担当の古山、そして出版社 星の環会の池水さんの三人が一堂に会するトークイベントが以下の日程要項で開催されます。(満席となりました)

  1月12日()14:00~

  つづきの絵本屋 

http://tsuzukinoehonya.com/

参加費 ,000円 

  30名(満席となりました) 終了後、サイン会あり

「なんでお前は、あんな非道いやつのことをそんな風によく言うんだ?」
「確かにその通りかもしれない。だけど、彼への感謝を口にすることで、その時だけでも自分がいい人間になれる気がするんだ」

映画クリスマスキャロル/SCROOGEのワンシーンで、ケチの金貸しスクルージの甥は、主催しているクリスマスパーティの席上、挨拶する場面でそんな風なことを言います。(意訳してます)

毎年この映画をクリスマスイブに観るのですが、毎年、響くシーンや受け取るメッセージが違います。だから繰り返し観ます。今回射抜かれたのは、そのシーンでした。

ディケンズは、混沌と汚濁した世界から「美しさや真理」を掬いとって、その「うわずみ」を文学というかたちに表し、アルバートフィニィ監督はそれを映像に翻訳したと思います。

今日はクリスマス。「ちび絵祭り」が終わりました。寒い中、ご来場くださった全てのお客様に心から感謝しています。同時に皆様と会うことで分けてもらえた「うわずみ」を考える夜にしたいとおもいます。

ありがとうございました。

メリークリスマス!!

絵は、古山オリジナルの橇シリーズ2019版(6.5センチ×6.5センチ)の一台です。