• facebook
  • instagram
  • twitter
  • note
  • tumblr

x4160677

「ここから広瀬川を見下ろした対岸で、昔、伊達の時代、騎馬武者の練兵場だったらしいです。この場所は、騎馬武者達の動きを将軍達が見ていたところだと聞きました。」
中華の名店「KUROMORI」の新店舗が建つ場所からスケッチしているときに、シェフの黒森さんがそう教えてくれました。

広瀬川を源流から河口までスケッチしたことはありましたが、広瀬の流れがこんな風に見える場所があろうとは、思ってもいませんでした。
「KUROMORI」の常連さんからプレゼントのための水彩画をオーダーされ、外装が出来上がったばかりの現地に取材していたときのエピソードです。

私からも新店舗完成のお祝いに贈らせていただきましたが、そんな話を聞いていたので,思い当たる絵は「政宗騎馬像」以外にありえませんでした。

楽・食・健・美-KUROMORI-の新店舗オープンは11月19日。

素晴らしい景色を眺めながら味わう黒森洋司シェフの味は、このうえない極みの味に違いありません。もちろん私どもも伺ってみます。

楽・食・健・美-KUROMORI-さんのサイトは以下です。

https://kuromori.jimdo.com/

 

アルティオ教室展も折り返しとなりました。17日まで開催中です。

SNSを通じて、遠方の水彩画を習っている方々より、「教室展に展示している作品をwebで見たい」とのリクエストをいただきました。

今日のブログでは、アトリエアルティオ会場の様子と生徒さん12人の作品全点をアップします。

アルティオ教室は、1.お一人さまレッスン 2.2人一組レッスン 3.4人グループレッスンの3つのスタイルでやっています。すべて月一回/1時間半。それぞれが描いてきた作品にアドバイスをするスタイルのレッスンが主です。要望に応じて1時間半、わたしの水彩制作を見てもらう時もあります。アイデア=発想法を教えている方もいます。

生徒さんは、各々、「自由作品=4号」と「課題作品『私のお気に入り』=サムホール」の二点を出品しています。
どうぞ、ご覧ください。
 

最後までご覧いただきありがとうございました。
土曜日は12:00〜18:00
最終日の日曜は12:00〜17:00
となります。
皆様のお越しをお待ちしています。

 

札幌在住の絵本セラピスト、森景子さんが、ご自身の運営している絵本サイト「絵本の森」で「海の見える丘」を取り上げています。

森さんは、わざわざ仙台の私のアトリエギャラリー・アトリエアルティオにもいらして下さっています。

絵本画家として、ありがたい一文を頂戴しました。
ありがとうございます。
ぜひ「絵本の森」をご覧ください。

 

 

 

仙台青葉区西公園のそばにアトリエアルティオはあります。ちいさな空間です。
にも関わらず、うれしいことに十数人のかたがたが、マンツーマンや2人一組、4人一組で水彩画や絵を習いに通ってくれています。
11月13日水曜日から17日日曜日まで、そんな絵を学ぶ受講生の皆さんの展示をします。

それぞれ4号作品が一点、そして共通テーマで描いたサムホールサイズを一点もちよっての絵画展です。
サムホールテーマは「私のお気に入り・My dear…♡」
「何を描いてもいいから楽しく描いてね」という命題に、12人がとことん楽しみました。
ぜひ、足をお運びください。

『第3回アルティオ教室展【My dear…♡】』
会期/11月13日水曜日〜17日日曜日 12:00〜18:00(最終日は17時終了)
会場/古山拓絵画工房ギャラリー・アトリエアルティオ
住所/仙台市青葉区立町19-20-1F

(ちなみに講師のわたしのMy dear…♡作品は、大久野島で出合ったうさぎ、です。)

 

 

 

新潟新発田での桑原氏との二人展「それでも僕らはこの地に暮らすvol2」が無事終了しました。
仙台泉中央駅ビルでの八人展も同時に終了。
ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。ともに貴重な出会いや素晴らしい経験ができました。

新発田ギャラリー栞での搬出後、瀬波温泉に一泊。今日は、村上市、そして山形の小国を取材してきました。
それにしても奥羽山脈を挟んで日本海側=特に海沿いは、絵ごころがくすぐられる町が多いのが不思議です。北前船の富が町並みにも影響を与えているように思えます。トップの水彩画は山形温海付近の漁村。

はなしは変わって、取材の必須アイテム、道路地図のお話です。


写真左は、今まで使ってきた「東北10万分の一」道路地図。1998年版。かなり老兵です。20年  使いました。



しかし、道路も河川の様子もかなり変わってきたので、今回、取材を終え帰ってきて、ついに新しいマップを購入しました。
(これまでも数冊購入していますが、今ひとつ使い勝手が悪かったり縮尺が足りなかったりで、結局1998年版をずっと使っていました)

新しくして心配なのが、堅牢性です。
私の使い方はかなり荒っぽいのです。
1998年版の半分の厚さになった2019年版は,当然紙が薄くなっています。
新版は、はたして何年もってくれるのだろう?

現地スケッチ取材はもちろん便利なカーナビやグーグルマップも使いますが、「ここはよさそう」という「旅カン」はそれらでは働きません。紙の地図でないと、だめ。道路と川と、山あいの等高線、地図記号がトータルで「ここはいいぜ!」とカンに働きかけてきます。(たまにはずれもあるけれど。)

今、新しい東北テーマを考えています。手に入れたばかりのロードマップが、絵にインスピレーションを与えてくれるといいな。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

 

山梨県立文学館で、開館30周年記念企画展「宮沢賢治展 ようこそイーハトーブの世界へ」がひらかれています。(9月21日(土)~11月24日(日))

アルティオのイラストレーター古山拓が絵柄をてがけた宮沢賢治CDシリーズ5枚が、縁あって同展会場で取り扱われることになりました。山梨方面の宮沢賢治ファンのみなさま、ぜひ会場へ足を運んださいには、ミュージアムショップでお求めいただけるとうれしいです。

9日土曜、10日日曜は、新潟県新発田市で開催中の「ギャラリー栞〜それでも僕らはこの地に暮らすvol2展」に作家の古山拓が会場入りします。(展示出張のため仙台立町のアトリエアルティオは9日土曜日は臨時休業となります。)

ギャラリー栞でみなさまのお越しをお待ちしています。

ギャラリー栞・会場住所/新発田市真中1906 
最終日は16時終了です.

写真右は文学館とのご縁をくださった毎日新聞社のMさん。

「社長♩今度飲みましょう!」という挨拶は、実現に至らない場合も多々ですが、植松商会の社長はちがいました。
一献のあとも再度一献、個展にも足を運んでもらい、絵以外のことはさっぱりとんちんかんな私ですが、長いお付き合いをさせていただいています。

植松社長は経営のプロフェッショナルであるうえにスポーツマン、そのうえ文学、映画にも造詣が深く、SNSではユーモア交えた絶妙なエッセイが群を抜いています。いわゆる文武両道です。
その社長が今回出版となった絵本「海の見える丘」もお求めくださり、感想くださいました。
転載を承諾いただきましたので、ここに紹介します。

※  ※  ※

「海の見える丘」を拝読しました。

静かな凪のような感動を覚えて
ページを閉じました。

古山さんとくすのきさんの
優れたコラボがとても素敵です。

くすのきさんの作に古山さんの
絵が広がるイメージと奥行きを
与えていますね

とても良い作品をありがとうございます。

宮澤賢治の「雨にも負けず」のイメージをキャプテンから感じましたし、
もしかしたらキャプテンの生き様は
古山拓さんの理想形じゃないのかな?
と勝手に想像していました。

そして、ユダヤに伝わる
こんな話を思い出しました

80歳を過ぎた老人が木を植えて
育ててる。
高齢だから自分では立派に成長した木を
見ることはできないだろうに、
せっせと世話をしている。
自分が死んだ後の将来のひとのために
立派なことだ、と周りの人間が感心してると、
その老人はこう言ったそうだ。

「いいや、将来のひとのためじゃない。
いずれ人々がこの木の下に
楽しそうに集うのを夢見る
今の『自分』のために
やっているんだ」

※  ※  ※

ユダヤの老人の話に、はっとしました。為しているのは誰のためか?描いていて幸せかどうか?
自分のために徹底的にやることこそ,結果が美しいもののなるのかもしれません。

15分もかからずに読み終わるのが、「絵本」です。
ですが、そのわずかな時間で「何か」を得られるのも、「絵本」です。

植松社長、あらためてありがとうございました。


トップの写真は大阪のブックエキスポ2019の様子です。絵本「海の見える丘」が紹介されていました。版元・星の環会の営業部長さんが送ってくれました。

アルティオ恒例「おはなしの部屋△」
第九夜のご案内です!

日時♢11月19日(火)19時より
今回のゲストは荒井真澄さんです。

荒井さんは、ヴォイストレーナー&パフォーマーとして、声のもつ可能性を追求し続けています。
私達は人と話をする時、普段何気なく話していますが、荒井さんの発声のおはなしを聴いて世界が変わるかもしれません^ ^

ヴォイストレーナー&パフォーマー荒井真澄さんと水彩画家・イラストレーターの古山拓、そしてお集まりくださるお客様とのエキサイティングなファンタイム。仙台で荒井さんのコアな裏話?をきけるのは「おはなしの部屋△」だからこそ?

定員11名。お申込みは先着順となります。
contact usの制作依頼のメールフォームからお申込みくださいませ。

詳しくは写真の案内をご覧ください。

■ 2019/11/6投稿 ■

アルティオ恒例「おはなしの部屋△」
第九夜のご案内です!

日時♢11月19日(火)19時より
今回のゲストは荒井真澄さんです。

荒井さんは、ヴォイストレーナー&パフォーマーとして、声のもつ可能性を追求し続けています。
私達は人と話をする時、普段何気なく話していますが、荒井さんの発声のおはなしを聴いて世界が変わるかもしれません^ ^
ヴォイストレーナー&パフォーマー荒井真澄さんと水彩画家・イラストレーターの古山拓、そしてお集まりくださるお客様とのエキサイティングなファンタイム。
定員11名。お申込みは先着順となります。
contact usの制作依頼のメールフォームからお申込みくださいませ。
詳しくは写真の案内をご覧ください。

 

 

 

 

今、私の作品が関わる三つの展覧会が同時進行しています。

ひとつは新潟新発田・「ギャラリー栞」での家具作家桑原氏との二人展。

仙台では、震災から八年をテーマにした八人展が「ギャラリー親かめ子かめ」で。

そして、ウェブ上では日本橋Art.jpさんのweb個展【START】です。

どれかひとつでもご縁いただければとても嬉しいです。(以下の写真はギャラリー栞での二人展の様子と、私の立体抽象作品です)

 

新発田「ギャラリー栞」では新潟県では初めての展示ですので、お時間ございましたら足をお運びいただきますよう、お願い申し上げます。

さて、昨日は新潟から仙台に一旦戻ってきましたが、途中村上市に立ち寄ってきました。理由は、1999年、東北を歩き回りはじめた頃に、一泊二日で取材していることを思い出したからです。

20年まえのことです。

当時、娘は幼稚園、息子はまだ4歳でした。駅前旅館に家族で宿泊してひたすらスケッチしました。当時村上の町並みは寂れていましたが、その町屋が連なる雰囲気は私の感覚にぴたっときたのを覚えています。

あれから20年。村上は小京都といっても過言ではないほど、すばらしく和の味わいあふれる町並みに生まれ変わっていました。町の人たちがどれだけ頑張っているのだろう??そう思わずに居られない変わり方でした。

お昼を食べる店を探しに路地に入って行くと、その路地を20年前に描いていたことを思い出しました。ふと横を見るといい感じの和食屋さんが。メニューは村上名物の鮭ごはん。

「ここにしようか?それとも他の店にする?」

そんなことを妻と話していると、一人の女性が「よかったらウチでいかがです?」と声をかけてくれました。お店の娘さんでした。「無理矢理って言うのもなんですけど、よかったら…」その奥ゆかしさに20年前の村上の人たちに良くしてもらったいろいろなことを思い出していました。

トップにアップした四コママンガは私の古いホームページに掲載しているものですが、むらかみでの出来事を描いたものです。当時、私たちに良くしてくれたおばあさんは、確か村上茶を以前は商っていた、と、記憶しています。町屋の家に伺った時、土間が広い間取りを今も覚えています。今回、時間が許す限り探しましたが、記憶と重なるおばあさんの町屋を見つけることはできませんでした。

当時村上の路地や目抜き通りを描いた水彩スケッチ作品はすでに嫁いで,手元にはデータもありません。ですが、村上市で良くしてもらった記憶は深く残っています。

さらにいい町になっていて、出合った人たちもやっぱり素敵で、とても嬉しい村上再訪でした。

やはり私の水彩画制作の根っこは、現地を歩き回り、路地に迷い、だれかと会うことなんだな。  

↑当時この路地を描いています。
 

↑このアングルを20年前水彩スケッチしました。懐かしい。やっぱり絵になる。当時、女子学生が2人並んで歩いていたのを覚えています。というか、絵に描きました。