x4160677 - Part 53
- TOP
- x4160677 - Part 53
ニースからの手紙
「印刷会社プリンティングディレクターさんが力のすべてを注いでいます」
そんな手紙とともに、絵本版「海の見える丘」の色校正が届きました。
絵本版「海の見える丘」です。
児童文学作家のくすのきしげのりさんから五編の短編原稿「海の見える丘」を見せていただいたのが去年のこと。
文章のみの短編集は星の環会から「海の見える丘」として出版されました。
その後、五人のイラストレーターがその五編の一編ずつを担当するという同時進行型絵本プロジェクトとなり、編集者の和田千春さんと出会い、今回の絵本になりました。
私が担当するのは「海の見える丘」です。
10月21日刊行予定です。
くすのきさんの物語が、和田さんという総監督のもと、絵本という新しい世界になりました。
お楽しみに!
情報が記載された版元.comはこちらです。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784892945960
藤崎ウェブサイトで水彩画展予告がアップされました。
ビジュアルが大きくドン!で、ちょっとびっくり。
気持ちが引き締まります。
初日まであと5日。いつものごとく、ギリギリまで楽しくもがきましょう♪
「アイルランドの田舎」墨に水彩・チョーク石
「古山さん、今年も個展で来年のカレンダーを並べるよね?」
「もちろんです。2020年版、制作すすめてますよ」
「ウチのギャラリーでは最速かもよ^_^楽しみにしてるね」
9月26日からはじまる個展の打ち合わせで、藤崎デパートの美術ギャラリーを訪ねたときのこと、担当のOさんとの会話です。
いつも藤崎個展でお目見えとなるオリジナルカレンダーですが、今年も26日からの店頭販売に向けて、怒濤の進行です。印刷会社の齋藤コロタイプさんが、今日、色校正をアルティオに持ってきてくれました。テーブルにぱっとひろげられた校正紙を見た瞬間出た言葉は、
「いい!」
デザインから齋藤コロタイプ印刷にさんおまかせしていますが、今年も素敵な色が出ていました。
いよいよ2020年という響きが聞こえてきました。毎月を水彩で彩る古山拓オリジナル卓上カレンダー、まもなく完成です。9/26〜10/2の藤崎個展で販売開始、もちろん通販もいたします。
今年もどうぞ、お楽しみに!
「青葉城址_伊達政宗像」 仙台風景
ジクレー複製版画(オリジナルは水彩)
絵画サイズ15㎝×10㎝・エディションナンバー付き
◉額付き¥10,000(税別)
花旅籠/水彩
「胎児のはなし」という本を読みました。最相葉月×増崎英明共著です。
私がイラストを毎回担当している仕事に仙台文学館発行の「仙台文学館ニュース」、「私の一冊」があります。
今回は宮城出身の漫画家いがらしみきおさんの「一冊」が、その本でした。
可能な限りとりあげられた本を読むようにしています。
今回も命の誕生の不思議さに興味深く読ませていただきました。
仕事の仕込みが新しい世界をかいま見れるという、ありがたいイラストレーションです。
編集方針でイラストの刷り色は一色ですが、実は毎回カラー・透明水彩で描いています。
カラー版もここに紹介しておきます。
そんな文学の仕事の刷り上がりが手元に届いたと同時に、別件の文学関係の仕事の打診が入りました。教育研究機関からの打診でした。
ひとつひとつ仕事は単独ですが、やはり自分に声がかかる仕事は、ことばや物語をビジュアル表現する仕事が多いです。
やはりイラストレーションは「ことば」ありき、ですね。
仙台文学館ニュース「わたしの一冊」水彩イラスト