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バイブリー イギリス

コッツウォルズの小径 イギリス

慈しむ時 カースルクーム イギリス

神戸トアギャラリーでの水彩画展を来週末に控え、追い込みです。プライスリストを作ったりの雑務をこなしながらの準備の山場は明日明後日。6日には梱包を発送。ギャラリーの方とはメールをやり取りしていますが、とても親切で,安心感があります

昨晩、疲れがたまったのか体調がおもわしくなくダウン。早めに寝ました。寝るのが一番、めざましかけずにぐっすり。その流れで、友人サムの美容室で散髪すっきり。サムありがとう。

神戸個展は1997年の初めての個展から数えて50回目。なんだか、初めて個展に臨むような、はらはらしつつもなんとも晴れやかな気持ちなのです。何なんだろう、この感覚は。。。

震災から神戸で個展ができる日をじっとイメージしていました。晴れやかなのは、自然な流れだから、なのかもしれません。何事にも流れって、ありますね、きっと。

 

■ 2019/5/1 投稿 ■

アトリエアルティオ「おはなしの部屋△」第七夜開催のお知らせ=満席となりました


「話すこと、聞くこと、そして読むこと」
日時・2019年5月22日(水曜)19:30~
今回のゲストは、フリーアナウンサーの黒田弘子さんです。

わたくし古山は、ラジオ出演やギャラリー対談、また朗読ライブの仕事で黒田さんと長いご縁をいただいてきました。今回は「話す仕事」の舞台裏から小さな朗読までご披露いただく予定です。ぜひみなさまご一緒に楽しみましょう♩

申し込みは、トップページ最下部「ショップへのお問い合わせフォーム」より「おはなしの部屋△参加希望」と記載の上お申し込みください。

※定員は先着11名となります。=満席となりました(お茶代として当日500円頂戴します)
※満席の場合はキャンセル待ちでよろしければご予約を承ります。
※キャンセルは前日18時までご連絡ください。

アトリエアルティオお話会

はっきりいって、わたしはにぶい。世間からもずれています。一般教養だって非常に怪しい。これは今に始まったことではなく、子供の頃からたぶんずっとです。小学校の卒業アルバムのクラブ活動の写真では、なんだか浮いてる所在なげなヤツだな、と思ったら、自分でした。

どうみても社会でやっていけそうにないヤツですが、それでも昭和平成と、仕事をいただいて、生きてこられたのだから、世界=翻せば時代は、超ビューティフルだと思いたい。

平成最後の日は,結局日頃と何も変わらず、発注された山形のお祭りのイラストを描き、イギリスやポルトガルの風景画を仕上げ、友人と昼ご飯を食べていました。平凡な一日でした。

平々凡々と日々を生きる。実は「平凡」って日々の必至の水面下水かきのうえに成り立つわけで、これほど大変なことはありません。令和はさらににぶく、ずれまくって、でもパワー全開で水かきして、自分の平凡な日々に磨きをかけたいものです。仙台の片隅で、平成31430日、ひとりの平凡なイラストレーター・画家はかわりゆく世界の片隅でそんなことを思ったのでした。

イラストは絵本「あなたの一日が世界を変える」(くすのきしげのり・作/古山拓・絵/PHP研究所)からの見開きでした。この絵のように、多くの方々に支えられ絵描きは令和も生きていく。平成にこころからありがとう。

 

ギャラリー店舗をお休みとさせていただいた今日、店長の妻は家でバラをつたわせる柵をつくり、画家のわたしは春の嵐で壊れかけた目隠し修理の一日でした。 日が暮れて、描きかけの水彩画に筆を入れて、ふと、イギリスの友人を思い出しました。 Mr.Wと妻の日本人せっちゃんのことです。かれらはウィンザー近郊に暮らしています。

彼のお兄さんはガーデナー=庭師です。それも腕がいい。評判が評判を呼び、仕事がたえないといいます。かつて彼の家に連れて行ってもらいました。迎えてもらった庭でいただいたスコッチの薫といったら、、、。乾杯したその場所は、まさにガーデニング雑誌で見るそれでした。 イギリスは水彩画の名手を大勢輩出していますが、それはあの環境だからこそでもあるなあ、と思います。

初めて旅した国がイギリスだったこともあり、彼の地は私のとって特別な存在です。水彩画を描くことを仕事とするようになったのも、英国風景の空気をさんざん深呼吸してきたことと無縁ではないように思えます。

Mr.Wと妻のせっちゃんから「今年の夏日本に行きます。会いましょう!」とメールが届きました。せっちゃんの帰省をかねての帰国です。彼らが私たちの仙台の家の遊びに来ると、部屋はえもいえぬ「英国の芳香」に満たされます。彼らにそのことを伝えても、「またまた、そんなことないでしょ」と笑いますが、本当です。

イギリスは、香りの国。わたしも香りが立つ水彩画を、イラストを、作品を描けるよう精進です。

30日は平成最後の日。アルティオはオープンしています。実は店は、ギャラリーに満ちたヨーロッパの石鹸の「香りが自慢」でもあるのです。

冒頭の水彩画は、「いつもそばにいる」。写真は友人W氏の裏庭からの眺めです。

FM仙台「in my life」の番組に出演しました。人生における大切な一曲を語るという内容です。お相手のパーソナリティは三浦奈々依さんが私の半生からアトリエアルティオのことまで丁寧にまとめてくださいました。ありがとうございました。
私の悩みに悩んだ一曲は、映画愛と哀しみのボレロより、un parfum de fin du monde 「世紀末の香り」でした。良かったらお聞きください。

 

人から訊かれることで見えてくるものがあります。FM仙台のin my lifeという番組にゲストとして招かれ、画家としてイラストレーターとしての半生を訊ねられ、あらためて気がつきました。自分が生かされているのは「血」の連鎖ゆえなのかもしれない。(血はDNA的な意で、紛争的血にあらずです)

番組では自分の人生の中での「一曲」を求められました。なんと難しい問いでしょうか。ジャズ、R&B、ロック、アイリッシュ、映画音楽と5曲くらいまでしぼったそのあとは、楽しくも辛い選択でした。

結果、私の一曲としてあげたのは、映画「愛と哀しみのボレロ」より、ミッシェルルグラン作曲の「世紀末の香り」

19歳で初めて聞いて、サウンドトラック版を買い、日々聞き続けて今に至ります。フリーランスの仕事場で、この曲ほど聞いた旋律はありません。

映画の舞台は第二次世界大戦のヨーロッパ。いくつかの家族の話ですが。べつべつに見えていた話が親から子へと移りながらも最後はパリでひとつに結びつきます。

映画の冒頭、次の言葉がスクリーンにインサートされます。

「人生には2つか3つの物語しかない
しかしそれは何度も繰り返される
その度ごとに初めてのような残酷さで」

「人生」という翻訳を、「一人の人生」ではなく、親から子へ継がれていく「生の連なり」と解釈すると、自分の心にはすっきりと落ち着くのです。

正も負もごちゃまぜになりながら次の代へと仕事として受け継がれて行く。継いだものは他人から見れば石ころかもしれないけれど、血の連鎖の中で「大切な磨くべきもの」ならば、受け取った石ころを磨きたいと思います。だって、それは、世界中の命の中で「たった一人、自分だけ」に渡されたものですから。

■ 2019GWの店舗営業日 ■

4/30 5/1 5/2 5/3 5/4 が店舗営業日となります。ご来店をお待ちしています。

(4/28 5/29 5/5 5/6はクローズさせていただきます)

また、神戸トアギャラリー個展開催にともないまして、5/9(搬入日)〜5/17は仙台立町のARTIO店舗は臨時休業とさせていただきます。どうかご理解のほど、よろしくお願いいたします。