• facebook
  • instagram
  • twitter
  • note
  • tumblr

x4160677

一昨年、はじめてアルティオに来てくれたSさんご夫妻のもとへ、ちび絵と一回り大きなスクエアサイズの絵が嫁ぎ、うれしいことにSNSでそのことを紹介してくれました。
お許しいただいたのでここに「お客様の声」として掲載させていただきます。
+  +  +
久しぶりに我が家に新しい絵がやってきました。
一度お会いしてすぐに大ファンになった古山拓さんと拓さんが描く世界。
鳥はイギリスのロビンという小鳥だそうです。花はイタリアの野に咲くひなげしだそうです。
どちらも生きてるみたいに可愛いんです💕
尖った気持ちも安らぐようです♡
いつかどちらの国にも行きたいな~。
またアルティオさんに遊びに行って、ヨーロッパの海や街の風景の見ながら、古山さんご夫妻から旅行の思い出を聞くことにしようと♪
ガイドブックには載ってないような街のお話しがホントに楽しいんですよー
+  +  +
はい、アルティオには旅好きな方もお立ち寄りいただいています。
近所にゲストハウス欅さんがあるのですが、そのお客様も時々ふらりと。
アルティオは「旅の水彩画」と、私達が旅先で知った「ヨーロッパの石鹸や雑貨」の質の良さを伝えたいとおもっています。

旅そのものを扱っているわけではないのですが、絵も雑貨も気持ちをリセットするやわらかなアイテムです。それらの空気が旅の空と似ているのかもしれません。心の「ツーリストインフォメーション」。そんな店でありたいです。
角をまがらないと見えない小さな店ですが、みつけたらどうぞ遠慮なくドアをあけてくださいね。

M・I・A
ときいて、「作戦行動中行方不明者」とぽんと出てくる人は、よっぽどの映画好きか、軍のことを知っている人でしょう。そんなタイトルの映画が昔ありました。missing in actionの略です。作戦中に行方不明になった兵士をそう言うらしいです。

東北学院大学(以下TG)を卒業して、しばらく私はM・I・A状態でした。バブル最盛期でしたが、仕事は不況どん底のアニメ業界。原画マンというほぼ日雇い状態の就労環境から、いくつかの会社を点々。住まいも変わり、当然行方不明者になっていました。よく今も「当時はM・I・Aでしたから」とつい言ってしまいますが、たいがいポカンとされます。(当たり前だ)

フリーランスイラストレーターとして、TGの学校案内の仕事なども何回かやっているのですが、そこは末端フリーランスの悲哀、名前が母校に伝わるはずもありません。母校と再度結びついたのは,広告代理店の営業K氏が私がTG出身者ということを知っていたからです。文学部を出て絵描きになっているという希少価値?が縁を呼び、TG・OB会報誌の仕事がその時はじまりました。震災前のことです。

このたびTG教養学部が設立30周年を迎え、一昨日の土曜日に紅陽グランドホテルで記念行事がありました。有り難くもお招きいただき、参列してきましたが、私が卒業したのは文学部史学科。それも35年以上前。盛大な式典でしたが知る人は学校関係者しかおらず、なんだか不思議な感じでした。

帰り際にわたされた記念品の中に、私が手がけたイラストを用いたクリアファイルが入っていました。
教養部の方が、気を効かせプロフィールまで作り同封してくれました。M・I・Aからなんとか生還した証として大切に使わせていただきます。このファイルが何かの縁に繋がることを信じています。ありがとうございました。

 

三月がはじまりました。月和名は弥生。

そういえばなんで弥生なのかな?というわけで調べてみました。(情報源はネットです。あしからず)
言葉の由来は、「木や草が生い茂る月」という意味の「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が縮まり、「弥や生ひ(いやおひ)」から「やよい」になった、との説があるようです。旧暦ですから春のにほひが漂っています。



別名・桜月、花見月。夢見月とも呼ばれているらしく、冬のじっとして、でもふくらませていた夢を始動させるにふさわしい呼び名だと思います。
わたしも実現させたいことがいくつもあります。春の足音Marchに拍子を合わせて、さらに一歩進める月にしたいと思っています。


前々関係ありませんが、そういえば、中学のときの同級生に弥生さんっていました。とても和の雰囲気のあった子でした。なぎなたとか似合いそうだった。いまどうしているのでしょうか?(笑)


今年の古山オリジナルカレンダー(CDケースタイプ)の三月絵柄は、大好きな英国湖水地方のフィールド オブ スプリング。お客様からのオーダーで描かせていただいた作品を使わせていただきました。

旅した場所はピーターラビット生みの親・ベアトリクスポッターの暮らしていたニアソーリー村です。

 

「取引先の新社屋完成のお祝いに絵を贈りたい」

二週間前にアルティオにいらしたお客様が、絵を決められ、今日、絵をお持ち帰りになりました。

タイトルプレートには、贈呈の文字を刻印してはりました。

お客様が帰り際にこういいました。

「いままで絵を見る楽しみを知らなかった。今回から変わりました。どこへ行っても絵が架かっているとつい見てしまいます。ありがとう。」

私たちは、その言葉をもらえて、本当にうれしかったです。

 

この絵は、二年前、やはり「新築贈呈用に」と嫁いで行った、スコットランドのinnを描いた絵です。

 

 

 

「外国人向けに日本語をわかりやすく伝えたい。理解を促すイラストは柔らかく、シーンをしっかり捉えた絵にしてほしい。」
そんなオーダーでえがいた今日アップしたイラストは、某大学の教育コンテンツ用のイラストです。

今年も同じコンテンツの仕事が動いています。今回もシーンを効果的に見せるのが第一目的。アート作品とは違い、イラスト本来の姿ですね。

個展では自分の世界を描き出しますが、解説イラストはあくまで主役の文を助ける脇役。描き方も発想もアングル構成も全然異なります。色合い、背景のトーンも最適なものを考えて気を配ります。たぶん見る方はそこまで読み取らないと思いますが。。。

「最適な構図・最善のアングル」を考えて描く。描きはじめはああでもないこうでもないと模索しますが、決まったときは快感です。その気持ちよさがあるからイラストレーターをやっているのかもしれません。

絵を商売にするためのスキルは、いろいろあります。イラストでも絵画でも一緒だと思います。デッサン力はもちろん、構成力や色彩感覚はいわずもがな。(この色彩感覚って、意外と時代に左右されるシロモノかもしれません。)お客様の意の、言葉に現れないところも汲まなければなりませんから、推測力も欠かせないものだと思います。ネットスキルやデジタルスキルも今やそのひとつ、、、このあたりはかなりあやしく、冷や汗ではあります。上手いヘタを突き破る「勢い」もスキルのひとつかもしれませんね。上手く見えないけど迫ってくるんだよなあ、って絵、ありますし。

でも一番大事な能力って、「自分を信じる」ことじゃないかな?どんな仕事でも一緒だと思いますが、意外に信じるって、ヘビー級のパワーが必要です。どんなときも、へこたれそうなときでも、「いける!」と信じる力。自分が塗る絵の具や、鉛筆で引く一本の線が信じられるか?

私は、信じています。だってそうでなければ、いままでご縁いただいたみなさんと、これから出合うお客さんに対して失敬きわまりないというものです。
さあ、明日も自分の線を信じれば、いい日がやってくる♩

特別な才能を持たぬ絵描きは♩鍛錬の日々。今日のトレーニングラクガキは、「侍」でした。…トレーニングドローイングなので、あれこれ突っこまないでくださいね(笑

 

 

 

exiles story3_登場人物設定_船を降りた男2_僧兵Kunai

顔には僧兵の証となるタトゥあり。
左肩には甲牛(皮が頑丈な、牛馬のような竜のような移動に使う動物)の皮で覆われた楯。刀は二本差し
カラーリングは暫定-仮

港から海沿いの道を町へ歩くluksとKunai.前を歩くのは宿の手配師Hanmiu

2月も後半となりました。もうすぐ別れや旅立ち、新生活の季節です。
アトリエアルティオにも、ここのところそんな節目に記念の絵を贈りたい、というお客様がいらしています。

「仙台が大好きな友だちが仙台を離れることになりました。仙台のちび絵を贈りたいのですが…春のちび絵を描いてもらえますか?」
「我が子が家を建てましたので、予算◯◯ですが水彩画を描いていただきたいのですが。」
「得意先が新社屋を建てた。ふつうなら花だけど、記念に絵を贈ろうと思っているんだ。写メを得意先に送っていい?」

ここひと月ほど、そんな有り難いおはなしをいくつかいただいています。節目の季節が近いことを感じます。
絵というオンリィワンで,大切な方に喜んでもらおう。そんなお客様の気持ちを大切にお役に立ちたいと思っています。

節目というと年度末も近づいてきました。
イラストマップ改訂の仕事や、大学研究機関のコンテンツのイラストを今、動かしていますが、同時に確定申告の準備もしていると新しい節目に近づいていることを感じます。「平成三十年度の次は何になるんだろう?」と思ってしまいますね。

「年度」と打ち込んだら「粘土」と変換され苦笑いしました。というのも昨日は陶芸家加藤晋さんの工房で土をこねての陶芸講座を受けてきたからです。
加藤さんの創り出す器が好きで時々購入していました。4月に人形作家藤村みゆきさんと古山拓の二人展がアルティオでは決定していますが、その仕込みにために粘土をこねに行ってきたのでした。

仙台は今日,夕方から雨になりました。アスファルトの濡れる匂いが、春が近いよ、と言っているようでした。

額絵は、仙台をテーマに描いた「ちび絵」たちです。

 

「出産祝いに一枚の絵を」と、古山に水彩画制作のオーダーくださったM.Oさんが、SNSでオーダーの絵への喜びを綴ってくれました。ありがとうございます。
転載の許可をいただきましたので、ここに紹介させていただきますね。

+  +  +

 

『私事ですが、教え子の1人が2人目のお子さんを出産しました。彼女は学生時代から真面目で律儀で、結婚して千葉へ嫁いでからも私へ様々な報告をしてくれていました。
沢山の学生の結婚式に招かれ行きましたが、彼女の時は今までになく泣いた結婚式でした💒

さて、彼女へのお祝いを何にしよう…
1人目のお子さんの時は米沢まで行きましたが、千葉ではそうはいきません。
悩んで、悩んで…
自分の大好きな絵を贈りたい🖼

その時に私のわがままを受け快く受け入れてくれたのが、
アトリエ アルティオの古山 拓さんでした。
ラインの画像を見て頂き、
こんな風に〜
うーん、そこはこうして〜
額はこちらが良いかしら〜
なんて、面倒なオーダーでした💦

数週間して、出来上がった子供達の絵は、
幸せに満ち溢れた兄弟の穏やかな対面が描かれていました。私のイメージにぴったりの大満足!

届いた絵を見た教え子夫婦は喜び感動してくれました。
何でも手に入り簡単に現実化してしまう情報社会の中で、一筆ひとふで、想いを込めて描かれた2人の子供たちに。
私も嬉しくて、
やっぱり絵をプレゼントして、良かった!の思いです

古山さん、改めてありがとうございました。』

こちらこそ、お役に立てて嬉しかったです。ありがとうございました!』

+  +  +

もし水彩画の注文考えてみたいな、、、と思われましたら、こちらからどうぞお気軽にお問い合わせください^_^アトリエアルティオ店舗

Order

先日、仙台市商工会議所文化観光部会主催の講演会にいってきました。

講演は二つ。 講師仙台市文化観光局長・天野元氏による、「仙台市交流人口ビジネス活性化戦略〜日本一の体験都市を目指して〜」と、 講師リクルート・じゃらんリサーチセンター長・沢登次彦氏による、「観光の未来を予測する〜仙台・宮城・東北が今からやるべきこと〜」でした。

商工会議所から案内を受け取ったときから非常に興味がわき、出席即決。 内容はとても濃く、これから先10年の海外からの観光客=インバウンドを見据えた内容で、大きな指標をもらうことができました。

絵描きがなんで?と、思われるかもしれません。もともとアルティオの私たちは海外取材するときに基本的には個人で旅します。若い頃はいわゆるザックを背負ったバックパッカーでした。 長年そういった取材旅を続けるなかでいつも思うことがありました。それは海外の観光案内所=i=インフォメーションやゲストハウスに立ち寄ったときに受ける印象、旅の多様性へのサポートです。

私の仕事は絵を描くことですが、海外取材旅でうけとってきたそんなヒントを、絵に生かしつつ地元に還元できないものか?そのことを深く考える機会になりました。

商工会議所の今回の部会の出席者で、アーティストは多分ごくごく少数だったと思います。 観光業界の方々とは異なった表現者ならではの旅で得てきた目線を「地元の観光」に活かしていくことを探る。それが観光業界のプラスになるかどうかはわかりませんが、少なくともマイナスにはならないはず。そう思いました。

素晴らしい講演をくださった天野氏と沢登氏に感謝の講演会でした。ありがとうございました。

トップ絵は、仙台駅前の路地にある仙台朝市。下の絵は、英国コッツウォルズの玄関口となる町のひとつ、バーフォードを描いた「目抜き通り」です。 もちろんこの取材旅体験にも、地元観光に役立てるヒントが隠れているはずなのです。