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うぐいすとヤマブキ 藤崎2018カレンダーより
「寄りそうということ」
この作品のタイトルです。山形飯豊に取材した6号の雪景色ですが、今日、アルティオからお客様のもとへ嫁ぎました。
そのお客様は以前、英国の水彩画作品を嫁がせていただいてから、毎回個展にいらしてくださっています。「6号くらいの作品を見せてほしい」とのご連絡をいただいていたので、その大きさのものをお出ししておまちしていました。
「絵はわからない」なんていいながら、そのお客様の見る一点一点への感想が鋭くもありうれしいのです。
「この空間のグラデーションがいいね」
「まるで動いているよう、、、」
感性のおもむくままに見てくださっているのです。
最後にすぱっと「この絵にするよ」そして絵を手に提げ、「嫁にもらっていくよ」
その言葉がとても嬉しく響きました。
この水彩画のタイトルは、この景色を見た時、人間が自然に寄り添わせてもらっている、、、と感じたままを言葉に置き換えたものです。東北の冬は厳しいけど暖かいと思います。
仙台もいよいよ冬到来です。
前回も書きましたが岩手の生まれです。キンキンに冷えた冬で鍛えられました。生まれた町は山田でしたが、2歳から3歳までは岩手の薮川という地区、本州で最低気温を記録した開拓村に住んでいました。ハンパなく厳しい冬だったはずですが、いまだに夏より冬が好きです。トップの絵はそんな北上山中薮川付近の雪景色です。
そんな幼児体験は関係ないと思うのですが、雪景色を描くのが大好きです。30代40代は年末、早めに切り上げて12月26日から休みにしていつも雪景色を描きに行っていました。
お気に入りの場所のひとつが、奥会津です。
只見川沿いの雪をどかっとかぶった家々は本当に何度行っても新鮮でした。
震災以降、それができていないのが残念、、、と、思っていたところに、NHKカルチャーからスケッチ旅行の企画が。2011年まではほぼ2ヶ月に一回くらいスケッチバスツアーを組んでいましたが、わけあってずっとやめていました。今回は本当に久しぶりです。
そんなわけで奥会津雪景色スケッチツアーを企画しました。
日にちは年をまたいでの2月4日から一泊二日。会津柳津から会津金山まで、コースを段取りました。講師として同行します。早めに温泉宿に入り、アドバイスタイムも設ける予定です。
東北を水彩で描き続けて20年ほどになりますが、あちこち自己取材で探し当てた集落を訪れます。
詳しく決定しましたらまたご案内します。水彩画は「冬の会津」。新作です。
こんな風景に出会えるバスツアー、お楽しみに。
■ 2017/11/18投稿 GALLERYのIllustrationに作品追加 ■
GALLERYのIllustrationに東北ろうきん情報誌の表紙イラストを6点紹介しました。
クライアント/東北労働金庫
媒体名/情報誌「ゆとりーぶ」
担当/表紙イラスト「平泉中尊寺・金色堂鞘堂」
使用画材/透明水彩
2013年
クライアント/東北労働金庫
媒体名/情報誌「ゆとりーぶ」
担当/表紙イラスト「八戸えんぶり」
使用画材/透明水彩
クライアント/東北労働金庫
媒体名/情報誌「ゆとりーぶ」
担当/表紙イラスト「仙台光のページェント」
使用画材/透明水彩
東北ろうきん 情報誌ゆとりーぶ
クライアント/東北労働金庫
媒体名/情報誌「ゆとりーぶ」
担当/表紙イラスト「三春の滝桜」
使用画材/透明水彩