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クライアント/東北労働金庫 

媒体名/情報誌「ゆとりーぶ」vol31

担当/表紙イラスト「仙台光のページェント」

使用画材/透明水彩

クライアント/東北労働金庫 

媒体名/情報誌「ゆとりーぶ」vol30

担当/表紙イラスト「チャグチャグ馬コ」

使用画材/透明水彩

 

岩手日報社「北の文学」第75号

表紙イラスト 古山拓 水彩カラー制作

私の生まれた町はリアスの海辺、岩手県山田町です。
生まれて一年ほどしか居なかったとのことで、記憶はありません。小学校の夏休みに家族で海水浴に行った記憶が、一番古い山田の記憶です。

その記憶とは、小舟に乗って大島という離れ島にわたる船縁から見えた、エメラルドグリーンの海の底。きらきら美しいけど引き込まれそうで怖かった記憶があります。

今日、某局のドキュメント番組の取材を受けました。内容はオンエアが未だなのでふせますが、そのなかでリアスの海辺の話になり、山田のことをちょっとだけ話したのです。その時脳裏に一瞬フラッシュバックしたのが、船縁からのぞき込んだきらめきでした。

取材の直前、岩手日報社「北の文学」の刷り上がりが郵便でとどいていました。実はこの本の表紙のイラストを担当しています。画題は岩手の風景なら自由。今回は宮古の魹ヶ崎の灯台をモチーフに選んでいました。本州最東端のすっきりした容姿の灯台です。
宮古は山田の北にある町です。取材時に山田の記憶がはいりこんできたのは、そんな本の表紙を見ていたからなのかもしれません。記憶の連鎖は不思議です。

表紙はモノクロですが、実際の水彩イラストはカラーで描いています。今日は、そのカラーイラストをアップしておきます。山田の記憶もセピアではなくフルカラーでしたので。

山田は津波でやられてしまったけど、今はどうなっているんだろう。来年あたり山田を再訪してみたいな。

■ 2017/11/16投稿 「ちび絵まつり」がmachikoで紹介されました ■

machikoでアルティオのクリスマス企画「ちび絵まつり」が紹介されました。
12/6〜12/24、古山拓が小さな世界に想いを込め描いた、世界にひとつのちび絵達が集合します。
machikoの「ここいこ」で紹介されています。

 

 

 

 しばらくどたばたしています。
人と会う一週間という感じです。ローラーペイントアーティスト、ドキュメントの映像ディレクター女史、イラストレーター志望の若人、アルティオのビジネス面をサポートしてくれているメンター氏と、神様がまるで「今週は人様に会いなさい」と言っているかのよう。先週が静かだっただけに、眼が回っています。

今週のはじまりはローラーペイントのアーティスト、さとうたけしさんのアトリエへ訪問、藤崎デパート内のケヤキカフェで12月3日開催される彼とのコラボレーションイベントの仕込みをしました。
ローラーアートは、ペインとローラー一本で作品を仕上げるというものです。一気の即興で仕上げますので、モチーフの陰影を確実に掴むデッサン力が必要になります。彼の力量はすばらしく、小泉元首相をはじめ、原辰徳氏といった有名人からオーダーをうけながら、世界的なイベントで活躍、舞台はワールドワイドです。
コラボレーションの仕込みが終わったあとは、彼の住む大河原に一泊、夜もアートコラボイベントの成功を祈って乾杯と相成りました。

もともとたけしさんとは8年くらい前に初めてであっています。
私の藤崎個展に彼が来てくれて、意気投合で固い握手。それ以降、彼も藤崎で個展を開催するようになり、私の個展開催中になぜか彼の打ち合わせがあるというタイミングで、毎年握手を交わしていました。お互に気になる存在だったわけです。

12月3日、ご都合つく方は、ケヤキカフェで行われるイベントにぜひどうぞ。
たけしさんのアートライブ、私の水彩ライブ、そしてふたりの共作と三つの制作ライブを披露いたします。また別会場では、2人の作家のワンディ2人展も開催、藤崎の美術ギャラリーさんが担当しまして、展示即売いたします。
ぜひぜひ足をお運びください。

イベント「さとうたけし&古山拓トーク&ライブペイントのソワレ」には予約が必要となります。
詳細とご予約申し込みはこちらです

トップの写真は、お遊びでローラーで描いた初作品の一部。モンサンミシェルのトップ。スケッチブックも写真も何も見ていないので、雰囲気だけです(笑)
下の写真は仕込みの裏ショットです。

 

先日東京で働く娘から、「見つけた!」と写メが送られてきました。このポスターは、宮城県観光課が作成したものです。モチーフは仙台青葉城址の伊達政宗像です。
3連ポスターを2年続けて担当、B全版とかなりの大きさ
描いたモチーフは松島、蔵王、唐桑、鳴子、一目千本桜、そして青葉城址と合計6枚でした。

宮城に来てね!という観光客誘致がコンセプトですので、貼り出されるのはむしろ他県。
空港や宮城物産展などで目にすることができます。

以前、関西国際空港でみかけたときは、まるで分身が出稼ぎ頑張っている感じがして、とても嬉しかったです。

以下がデザインされる前のイラストです。タイトル部分を考慮して間合いをとっています。
 

 

■ 2017/11/9投稿 ギャラリー更新 ■

Galleryのillustrationに、新聞連載幕末時代小説のイラストをアップしました。

 

 

 

岩手日報連載

幕末連載時代小説「柳は萌ゆる」

画材 鉛筆+Painter

 

 

岩手日報連載・幕末時代小説「柳は萌ゆる」(平谷美樹/作)南部藩は大館に進軍。戦に突入しました。
戦場はいまの秋田県大館付近です。

フィクションとはいえ史実に則っていますので、平谷美樹さんの原稿を読みながら、地図に印をつけながらイラスト制作を進めています。そうすると以前クルマでただ通っていた道沿いで激しい戦いがあったことがわかります。

このイラストレーションを担当するまで、いわゆる「秋田戦争」のくわしいことはなにもわからなかった。今回の挿絵仕事は、岩手に生をうけた人間として、なすべき仕事をさせていただいている感じがします。
連載は450回をすでにこえました。この連載回数ももちろんイラストレーターとして担当した中で最長となっています。