2017-08-10
この絵は本日ギャラリーのwatercolourに追加した桜の絵の一部分です。
いわゆる絵は、描いていて、納得できるまでどれくらい時間がかかるか?短いものなら数分で仕上がり、かかるものはいつまでたっても出来上がりません。
クライアントがいるイラストレーションや、水彩画はさすがに納期がありますが、こと、誰からのオーダーでもなく、てなぐさみで描いている?作品に関してはまったく見えません。 この桜の絵は、最初に描いたのは昨年の桜の頃。ある程度まで描いて、ほうっておくうちに、手が出なくなってきました。
仕上がっていないのはわかるのですが、どう仕上げればいいのか、手も足も出なかった。 それが、突然、数日前、「今描こう!」と気持ちが盛り上がり、一時間ほどで完成しました。使用した画材は、最初は透明水彩のみでしたが、仕上げはアクリル、不透明ガッシュとなんでもござれの気分でがりがり描き上げました。わたしにとって、画材は気持ちを持ち上げてくれるなら何でもウェルカムです。
出来不出来については世間様がなんというかわかりませんが、とにかく楽しい一年三ヶ月と「一時間」だったことは間違いありません。
この一年、侍の時代を舞台にした小説挿絵をやっているせいもあり、桜には一年前とは違った思い入れが生まれていたのかもしれません。