2017-11-25
「寄りそうということ」
この作品のタイトルです。山形飯豊に取材した6号の雪景色ですが、今日、アルティオからお客様のもとへ嫁ぎました。
そのお客様は以前、英国の水彩画作品を嫁がせていただいてから、毎回個展にいらしてくださっています。「6号くらいの作品を見せてほしい」とのご連絡をいただいていたので、その大きさのものをお出ししておまちしていました。
「絵はわからない」なんていいながら、そのお客様の見る一点一点への感想が鋭くもありうれしいのです。
「この空間のグラデーションがいいね」
「まるで動いているよう、、、」
感性のおもむくままに見てくださっているのです。
最後にすぱっと「この絵にするよ」そして絵を手に提げ、「嫁にもらっていくよ」
その言葉がとても嬉しく響きました。
この水彩画のタイトルは、この景色を見た時、人間が自然に寄り添わせてもらっている、、、と感じたままを言葉に置き換えたものです。東北の冬は厳しいけど暖かいと思います。