2019-07-01
入院してわかることってあります。当たり前朝起きていたことのありがたさ。普通に世界を見ていたことのありがたさ。そして外の世界のありがたさ。
入院病棟の病室に掛ける絵を描くときは、そんなことを思いながら描きます。
ベッドの脇に掛けられた一枚の水彩画。それを見た患者さんが、「退院したら、この絵の風景に会いに行きたい」そう思ってもらえたら仕事冥利に尽きます。
四枚の絵が、青森県にある病院の4人部屋に飾られました。
奥入瀬や、尻屋崎、八甲田など、青森の誇る自然景観を描きました。
今まで病院にかけてもらったり、病室のために描いてきた絵は、一見優しげに見えても、患者さんの気力に寄り添う「支援する絵」。
一人でも多くの患者さんの小さな援軍になりますように!!!
トップの絵は仙台青葉クリニックのエントランスに架けられている「凱歌」。和紙にアクリルで描いた50号です。
エストニアの「歌による独立」にインスピレーションを受けた作品です。
1Fエントランスにございますので、患者さんでなくてもごらんいただけます。そんなM先生のご配慮に感謝です。