2020-01-26
方法はいくつあってもいい。…とここ数年、思います。
先日、26歳のころ印刷会社でお世話になっていた上司と一献、あれやこれやと楽しい時間を過ごしました。
30年以上,面倒をみてもらっていることになります。
それほど長い付き合いをいただいていると、会話はタイムマシンのごとくあっちこっちへ瞬間移動します。
もちろんお互いそれなりの年だけれど、そんなタイムマシントークであっても昔はよかった、なんて話にはなりません。だから今も一献かさねることができるってもんです。未だ気持ちは20代。
そんな話のなかで、自分は何本の柱の上で仕事をしているんだろう?と考えていました。
指折り数えると、仕事に4〜5本の柱が見えてきました。広告イラスト、個展の水彩画、抽象画、絵本、説明のための補助的なイラストレーション、法廷画のような現場攻めの絵。
「どれがあなたなの?ひとつにしぼった方がいいよ」
と、アドバイスをくれた方も十年ほど前までは何人もいました。結局自分はひとつにしぼりませんでした。しぼっていたらもっといい絵描き人生だったんだろうか???
答えはわかりません。が、少なくとも自分は、今でもいろんな絵で役に立つのがうれしくてしょうがない。
表現はひとつにしぼらなくたっていい。あちこちホッピングしつつすすむのが、ゴーイングマイウェイ法だと思った晩でした。結局マンガ描いて風景画描いて、法廷が描いても「描く」ということにかわりないですから。
今日はグレープシードさんからの依頼で描いた英会話教材の絵本イラストをギャラリーページのイラストレーションにアップしました。
大好きなのです、こんなタッチでコドモ達を描くこと。