2020-10-30
100人で作るぬり絵アニメ『広瀬川〜きみの翼になれたら』が完成しました。
Youtubeに公開いたしましたので、ぜひ、ご覧ください。
このショートアニメ企画は、<公財>仙台市市民文化事業団から対コロナ「アート支援プログラム」の助成認定を受け、全国から100人の方々に塗り絵着彩のご協力をいただくことで、完成することができました。
ぼくの表現のキャリアは今は画家・イラストレーター です。 ですが、表現者としての根っこは20代のアニメーター時代にあります。 はじめて携わったアニメは35年ほど前の「ゲゲゲの鬼太郎」でした。
はじめてテレビ画面で自分が手掛けた「わずか5枚のねずみ男の手の動き」をみたときの感動を越えるものは、実は、いまだにありません。 それはアニメーションという「大勢のスタッフ」が作り上げることから来る感動でもありました。
今回、500枚を越える原画への「塗り絵着彩」で参加していただいた100人の皆さんにも、そんな感動を共に味わってもらいたい…そう思っての企画でもありました。
着彩に使ってもらった画材は、12色の色鉛筆のみです。手描きのわずか90秒という短いアニメですが、色塗りをしてくださった皆さんと一緒に一つの物語を作り上げることができたことへ、あらためて心から深く感謝申し上げます。
皆さんの「はるか彼方」にも「大空が遠く広がっている」と信じています。
ありがとうございました!
最後に一つ謝辞を。
音楽は、息子・古山開斗が担当してくれました。
まだ絵コンテ状態だったアニメの素案を見て、素敵なテーマソングを作詞作曲してくれました。ありがとう。
「きみの翼になれたら」の歌詞を以下に紹介しておきます。
君の翼になれたら
どこまでも 君と二人で
飛んでいけるさ
誰も知らない行ったこともない 宝島へ
君の翼になれたら
どこまでも二人で
飛んでいけるかな
誰も知らない行ったこともない 世界の果てへ
遥か彼方 君の大空は遠く広がる