2021-12-29
2021年も暮れ行きます。
森のアルティオはすでに店じまいしましたが、仙台のアトリエ、ランズエンドは明日30日が仕事納めです。個人様からご依頼いただいているオートバイの絵をお届けして締めくくりとなります。
今年は水彩画もイラストも、そして個展も、コロナ禍の波をくぐり抜けるような仕事の仕方でした。
4月の神戸個展は、最終日翌日が緊急事態宣言というギリギリの綱渡り。10月の藤崎個展も、蔓延防止措置があけた2週間後。名古屋のお客様の元への取材もまさにコロナ禍の間髪をぬった現地入りでした。そういえば7月の九州熊本人吉への豪雨被害支援絵本の出版パーティ参列も奇しくも熱海が豪雨被害に襲われた日でした。
まるで地雷原でステップ踏んでいるかのような感がありましたが、それでも結果、全ておさまってくれたのは幸運としか言いようがありません。
そして今年は人様の前で講演をする回数が増えたことも、ありがたいことでした。
水彩やイラストのビジュアル表現が仕事の柱ですが、「メッセージを伝える」という意味においては「話す」ことも大切な「ぼくにできること」だと思っています。機会が増えたことはありがたいことだと思っています。
年明け一月には宮城丸森、2月には徳島上板の熱中小学校でお話しします。また3月には某法人会で講話が予定されています。
今日アップした絵は、イギリスはイングランド・ボーンエンド近郊のテムズ河畔風景。本日スキャンしたてのほやほやです。まだ水張りから剥がしてさえいません。描き始めて仕上げるまで一年近く経ってしまいました。
悠々と流れるテムズの流れの如く、物事には流れがあると思っています。今のぼくは今まで出会った出来事という流れの果てにあるようなものです。これからも良い意味で流されていきたいと思っています。
相変わらず走り回ったり描いたりの落ち着かないランズエンドですが、来年もどうぞ宜しくお願いいたします。