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足元のことって、わからない

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足元のことって、わからない

普段歩いてて、足元の先に広がる低い世界=スニーカー目線の世界なんて、当然見えませんよね。

森にアトリエを構えるようになって、意識する目線がググッと低くなりました。

理由は冬の雪の上に頻繁に残される、野うさぎの足跡です。

「うさぎたちからはこの世界がどう見えているんだろう?」

 

そう考えると、人って地べたに這いつくばって見たりするものです。少なくともぼくは、這いつくばりました。

 

そうなんです。意識と視点を変えると、普段歩いている世界が全く違ったものに見えてくるんです。

普段当たり前と持っていた足元地べたのことが、愛おしくなってくるからふしぎです。

うさぎ視点で見る足元目線は新鮮ですよ。

 

この絵は、岩手の盛岡城址の傍らにある堀を描いた水彩画です。

盛岡に住んでいた10代の頃は、若かったせいもあってでしょう、全くお堀に興味なんてなかったです。その存在さえスルーしてました。

ところが、今、ふと、意識をお堀に向けると、盛岡のど真ん中になんと静かな素敵なスポットがあるのだろう….と、大発見した気分になりました。

 

足元のことは、わからないです。外から見ることでわかるふるさとの良さ、ってありますね。

 

つらつら書きましたが、今日はウサギの足跡から教えてもらったことでした。

+ 今日のムービーダイアリーズ +

足元のことはわからない、、、視点を変えることで世界は見え方が変わる、、、ということで、

タク運営中の映画レビューサイト「ムービーダイアリーズ」から紹介する一本は、リドリー・スコット監督の『最後の決闘裁判』です。

リドリー・スコットは、美術を学んだのちに映画の世界に入っていますので、とにかく絵的に映像が素晴らしくて、好きな監督です。

映画の舞台は中世フランス。一人の騎士とその妻が主人公です。

「視点」の違いで「世界は別のものに見えてしまう…」「言い分が変わってしまう」という怖さや気づきをもらえる映画でした。

https://www.movie-diaries.com/saigono-kettosaiban-1040

ウサギといえば映画『ピーターラビット』もありますね。こちらは辛口レビューになりますが、記事を書いています。

https://www.movie-diaries.com/peterrabbit-522

ピーターラビットのふるさと・英国湖水地方への旅を綴った記事はこちらです。

https://www.movie-diaries.com/peterrabbit-rakedistrict-862

写真のうさぎは英国旅の途中、野原で出会ったモノホンの野うさぎです。