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「世界の都市で旅するべき街」
ご存知の方が多いと思いますが、ニューヨークタイムズが「世界の都市で旅するべき街」のナンバーツーに、故郷の盛岡が選ばれました。盛岡出身者としてそれはとても嬉しい出来事でした。
今まで海外を取材してきて、人に会う。すると大方「どこからきたんだ?」と聞かれます。「東北の仙台という町から来た」と返すわけですが、今まで東北も仙台も知っている人に会ったことがほぼありませんでした。
「京都は行ったことがあるぞ」「東京、大阪から近いのか?」「横浜、長崎には船で寄港したな」いろんな答えが来るのですが、いまだに「ああ、仙台!東北!いいとこだったね」という外国人の言葉はもらったことがありませんでした。
それが、京都、金沢、神戸、福岡、とにかく名だたる観光地を押さえての二等賞です。これはすごいことです。
推薦者のアメリカ人は、日本在住歴が長い方のようですが、実際にあちこちを丹念に旅していて、盛岡を推したとのこと。嬉しいではありませんか。住んでいる人にはわからない魅力を「旅人」は敏感に感じるんです。
そんな寸前、岩手日報社から出版される「北の文学」の表紙絵の仕事を頂いていました。奇しくも盛岡のランドマーク、岩手銀行中の橋支店赤煉瓦館を描いていました。納めた時、ちょうどニューヨークタイムズの盛岡ニュースが駆け巡っていました。
全くの偶然ですが、盛岡のシンボルをタイミングよく描けてよかったな、と思いました。
盛岡を紹介したアメリカ人の記事が、岩手県のサイトにありましたのでリンクを貼っておきます。
https://www.pref.iwate.jp/sangyoukoyou/kankou/1059946/1061603.html
東北経済界別冊「『TG同窓界』が刊行・水彩画が掲載されました。
母校の東北学院大学出身者を取り上げた、特集臨時増刊です。
表紙と中面で、ぼくの水彩画と取材記事が掲載されています。
絵のページには、寄稿しました。 先輩諸氏のお陰もあり、今までやってこれました。 ありがとうございます。
表紙の「30人の経営者群像」というオビコピーに、画業を事業として認められたようで、嬉しい掲載でした。
仙台の金港堂はじめ、書店で取扱いしています。
■2023/4/6更新■
仙台の明泉幼稚園のイラストマップを担当しています。
このたび、園内に新しく建物ができたことにともなって、イラストマップの改訂版制作作業をしていました。
マップが完成し、来園者(親御さんや参観者)に配られます。
透明水彩で描いています。
一般流通はしませんので、こちらでご紹介します。
「女王陛下のユリシーズ号」という海洋冒険小説があります。英国の作家、アリステア・マクリーンの、確か処女作だったと思います。
水彩で描くことが仕事になって、風景、人物、その他、オーダーに応じて色々描いてきました。
今、とある勉強をしているのですが、ちょっとしたコーチング的なことを受けて、好きなモチーフってなんだろう?と、思い巡らしました。
はっと思い当たったのが、こんな絵。
くだんの「女王陛下のユリシーズ号」、中学生の時に背伸びして読みましたが、その後も何度も読み返しています。
実に淡々と進む話なのですが、これでもかと襲いかかる逆境に立ち向かう乗組員がいいのです。何かつまづいたり疲れてしまった時、つい手に取ってしまう本です。
ユリシーズ号は巡洋艦です。色々と資料を当たり、自分なりに描いた姿がこちらです。我が心のH.M.S. Ulyssesです。
冒険小説といえば英国が本場。その昔、初めて英国を旅した時、地下鉄駅の長いエスカレーターの壁面に入り口からホーム階まで、同じポスターが数十枚等間隔でかけられていました。
なんだろうな?と見ると[EAGLE HAS FLOWN]。(邦訳=鷲は飛び立った…鷲は舞い降りたの続編です)
マクリーンと肩並べる冒険小説の雄、ジャックヒギンズの新作刊行ポスターだったのです。「さすがは冒険小説の本場だなあ」と、エスカレーターで嬉しくなりました。懐かしい旅の思い出です。
■2023/3/1更新■
このたび、日本イラストレーター協会主催の「イラストレーター・オブ・ザ・イヤー」におきまして「最優秀広告イラスト賞」を受賞しました。
受賞対象となった仕事は以下です。
【クライアント】
(株)JR東日本クロスステーション
【使用媒体】
駅弁「東北福興弁当~届けよう、東北から。」
弁当パッケージ
記念品限定ポストカード
関わった関係者一同でいただいた賞だと感じています。ありがとうございました。
受賞コメントなど、以下の日本イラストレーター協会のサイトでご覧いただけます。
https://jpn-illust.com/nendo/2022/index.html
手がけた仕事の紹介です。
東京駅と仙台駅で販売されている「東北福興弁当」の掛け紙イラストを担当しました。東北6県のモチーフを水彩で描いています。
東北絵葉書のおまけ付きです。
東北各地の生産者が手塩かけた食材が楽しめます。東北への観光、出張で新幹線使われる皆様、ぜひ駅売店でお買い求めください。
ちょうど七夕に合わせたかのように、仙台七夕吹き流しが表紙にあしらわれた七十七銀行のミニディズクロージャ誌が行内に配置配布されていました。
古山が絵柄を担当したものです。短い東北の夏到来を告げられたよう。涼をいただきました。
仙台七夕まつりは8月です。今年の夏は大勢の観光客に来てもらいたいものです。
この度、日本イラストレーターズ協会より、イラストレーターオブザイヤー2021にて、「最優秀広告イラスト賞」を受賞しました。 受賞対象となった仕事は、「イオンモール新利府・グランドオープンイベント用イラスト」でした。
プロが集まる協会からの受賞は、昨年に続いて二度目になります。今年還暦を迎えますが、更なる励みになりました。このお仕事を発注くださったクライアント初め、代理店、プランナー、現場スタッフ、関わってくださった全ての皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
審査員からの以下のコメントを頂戴しましたので転載いたします。
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上月伸仁
水彩手描きのぬくもりや柔らかさが、新たに出店されたモールに訪れる多くの老若男女の買い物客のニーズや年齢層に、健やかな空気感と安心感でお迎えするという、大変心地よい効果と付加価値を与えられたお仕事のように感じられました。
新たなモールの顔としてオープニングを飾るに相応しく素晴らしいお仕事に思えます。
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島谷祐子
ファンタジーアニメのような世界観が、クライアントのご希望にしっかりマッチしており、展示空間に負けていない、イラストの存在感があります。 大きく引き伸ばして使用される用途から、部分的にキャラクターや背景などだけを見てもストーリーを感じられるような構成が考えられている点も面白いです。 何より、見る方が、明るい気持ちで希望をもったメッセージを書きたくなるイラストであり、この企画でイラスト自体が大きく役割を果たしている点が良かったです。
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内野僚子
来場者とのコミュニケーションは手描き故の親しみ安さが窺えますし、また、未来への希望の意味を含めた構図は、モールのグランドオープンスペースに相応しいイラストだったと思います。 おめでとうございます!
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蟹江隆広
東日本大震災から10年節目ということもあり、被災された方達がそれぞれ強い想いでこの絵を見られたことと思います。
辛い過去から立ち直り、明るい未来を感じさせる絵になっています。
この度、古山拓が挿絵を手がけた絵本「川があふれた!まちが沈んだ日」(絵・古山拓/チームキジ馬くん・編/パピルスあい)が、全国学校図書館協議会において選定図書に指定されました。
全国の学校の図書館司書の皆様、改めてどうぞよろしくお願いいたします。
熊本豪雨被害から立ち上がる人たちの姿を描いた絵本です。
災害大国日本となってしまった昨今、自然災害は日本どこでも起こり得ます。
この絵本から、さまざまな観点で授業などにも生かしていただけると嬉しく思います。
母校東北学院大学の3L通信。毎回校舎や講堂の絵を描いていますが、今回は移転が決まっている多賀城キャンパスを描きました。
画材は透明水彩です