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杜の都信用金庫ガイドブック:水彩イラスト
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「胎児のはなし」という本を読みました。最相葉月×増崎英明共著です。
私がイラストを毎回担当している仕事に仙台文学館発行の「仙台文学館ニュース」、「私の一冊」があります。
今回は宮城出身の漫画家いがらしみきおさんの「一冊」が、その本でした。
可能な限りとりあげられた本を読むようにしています。
今回も命の誕生の不思議さに興味深く読ませていただきました。
仕事の仕込みが新しい世界をかいま見れるという、ありがたいイラストレーションです。
編集方針でイラストの刷り色は一色ですが、実は毎回カラー・透明水彩で描いています。
カラー版もここに紹介しておきます。
そんな文学の仕事の刷り上がりが手元に届いたと同時に、別件の文学関係の仕事の打診が入りました。教育研究機関からの打診でした。
ひとつひとつ仕事は単独ですが、やはり自分に声がかかる仕事は、ことばや物語をビジュアル表現する仕事が多いです。
やはりイラストレーションは「ことば」ありき、ですね。
描いているときは、その絵がどこに嫁いで行くのかわかりません。ただただ無心に描きます。
このちびっ子達が花束を持っている絵は、アルティオオリジナルメッセージカードに使われている一枚ですが、原画が東松島市の鳴瀬中央医院に嫁ぎました。
院長先生がアルティオで「この絵は医院の壁にかけます」と決めてくださいました。先日写真を送っていただきました。
実は鳴瀬中央医院の待合室には4枚の私の絵が架かっています。そこに座る方は体調を崩してくる方が多いでしょう。そんな待合室でまっている間、すこしでも気持ちがほぐれてくれるといいな。
花を抱えたちびっ子ピクチャーは、スマイリー。もちろん快復オーラ全開ピクチャーです。
待合室の写真から院長先生の暖かさが伝わってきました。
イラストレーターとしての作品ファイル改訂版を作りました。
絵本、エディトリアル、パンフレット、その他いろいろお仕事で描き下ろした水彩イラストからカットまで、6枚ほどにまとめています。
ギャラリーのイラストレーションコーナーでもご覧いただけます。お仕事のご依頼はもとより、解像度が高いデータが必要でしたら、遠慮なく、こちらからお気軽にどうぞ。
気にかけている方へ何かを送る。その品にちょっと添えるカード。アルティオでもプレゼント用にお求めくださるお客様にお使いいただくオリジナルのメッセージカードを作っています。もちろん、古山拓オリジナル水彩イラストを添えています。
ショップをひらいて気がつくことって、たくさんあります。メッセージカードもそのひとつでした。お客様から言われたわけではありません。それはある会社さんからのイラストのオーダーがきっかけでした。
「お客様が商品を渡すときに添えるメッセージカードの絵をお願いします」。。。この絵は、そんな依頼をくださった水産加工会社ポートさんのメッセージカードのためのイラストです。
「アルティオでも、ちび絵をお求めくださったお客様がプレゼントとして渡す時、一言添えるカードがあるといいよね」と店長。
小さなカードですが、思いのほか喜ばれています。
昨年、はじめてアルティオオリジナルメッセージカードを作りましたが、このたびさらに三種類のカードが完成しました。ちび絵をお求めの方に差し上げています。(メッセージカード三種ワンセット(108円)でもおわけしています。)
たった一言であっても気持ちって伝えられます。言葉ってすごいな。
「私たちは、ヨーロッパ、主に香りの本場であるフランスを中心に、一日の終わりに疲れを癒してくれる香り、元気を取り戻してくれる香り、その他、香りの本場ならではの本物のフレグランス商品を提案させていただいております。」
このコンセプトはEFインターナショナルさんのサイトコンセプトからの引用ですが、アルティオはアイテム「取扱い店」としてEFインターナショナルウェブサイトでも登録されました。
『一日の終わりに疲れを癒してくれる…、元気を取り戻してくれる…』というメッセージは、まさに私たちの目指すところと同じです。 絵も石鹸も一日の終わりに気持ちをほぐしてくれるアイテムです。同じコンセプトにうれしくなりました。
アトリエアルティオ店舗は15日いっぱい夏休み中ですが、作家としては昨日も、本日もちょっと空いた時間で絵画関係の読書をしたり、制作を進めたり。映画を観るのも、構図や間合いの観点から観ていたりと、結局仕事直結。それは好きなことを仕事にしているからですね。ありがたいことです。 16日からまた皆様のお越しをおまちしています。
今制作中の水彩画はイギリスの小さな村ロビンフッズベイに取材した一枚です。(まだまだ未完成)
右上背景をご覧ください。
「さしこむ光の表現」のため、広義の「リフトアウト」という水彩技法を使っています。要は、一旦塗った絵の具を取り除く、という一般技法です。
用語に当てはめればリフトアウトになりますが、実はわたしのリフトアウトは「再度紙面に水を刷毛で塗り、親の仇のごとくタワシでゴシゴシこすり取る」という、ワイルドな技。正式な意味でのリフトアウトは、ティッシュでこするとか、筆でこすりとるのが通常です。私の場合、あえて紙面に傷をつけるくらいに擦りますので、ちょっと違いますね。
水彩はふわっとした雰囲気が魅力ですが、そんな中にあえて逆のごつい「タワシのざらつき」を入れるのです。
料理に例えるならば、甘さをさらに引き立てるために塩を加える、みたいなかんじでしょうか。この作業のあとに、さらに色を塗り加えて行きます。
こちらの絵 が、タワシごしごしを加える「使用前」です。タワシを入れることを前提に濃いめに緑を著彩しています。
制作経過報告第二回でした。