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仙台もいよいよ冬到来です。
前回も書きましたが岩手の生まれです。キンキンに冷えた冬で鍛えられました。生まれた町は山田でしたが、2歳から3歳までは岩手の薮川という地区、本州で最低気温を記録した開拓村に住んでいました。ハンパなく厳しい冬だったはずですが、いまだに夏より冬が好きです。トップの絵はそんな北上山中薮川付近の雪景色です。
そんな幼児体験は関係ないと思うのですが、雪景色を描くのが大好きです。30代40代は年末、早めに切り上げて12月26日から休みにしていつも雪景色を描きに行っていました。
お気に入りの場所のひとつが、奥会津です。
只見川沿いの雪をどかっとかぶった家々は本当に何度行っても新鮮でした。
震災以降、それができていないのが残念、、、と、思っていたところに、NHKカルチャーからスケッチ旅行の企画が。2011年まではほぼ2ヶ月に一回くらいスケッチバスツアーを組んでいましたが、わけあってずっとやめていました。今回は本当に久しぶりです。
そんなわけで奥会津雪景色スケッチツアーを企画しました。
日にちは年をまたいでの2月4日から一泊二日。会津柳津から会津金山まで、コースを段取りました。講師として同行します。早めに温泉宿に入り、アドバイスタイムも設ける予定です。
東北を水彩で描き続けて20年ほどになりますが、あちこち自己取材で探し当てた集落を訪れます。
詳しく決定しましたらまたご案内します。水彩画は「冬の会津」。新作です。
こんな風景に出会えるバスツアー、お楽しみに。
今日から霜月、11月です。
仙台のアトリエアルティオの前は西公園ですが、落ち葉の舞いおりる早さと同じ速度で秋が過ぎ去ろうとしています。
さて暦をめくろう、と、今年のカレンダーを部屋の中に見渡すと、絵描きとして仕事で手がけたカレンダーが3種類ありました。
ひとつは仙台の百貨店、藤崎さんのカレンダー。
ふたつめは、東北電力さんのカレンダー。
そしてみっつ目は、日本郵便さんの東日本版カレンダーです。(これは11月の絵柄担当)
(ほかにアルティオオリジナルで作っていますからそれを加えると四つになりますが、受注ではないので数に入れません。)
イラストレーターとしてカレンダーの仕事はおおかたコンペが多いので、毎年受注できたりできなかったり。去年はたぶん過去最多でした。
本日の日記でアップしますのは、日本郵便さんの12人のイラストレーターや写真家が各月を担当した「2017ゆうちょMachiomoi Calendar〜マチオモイは人想い」
11月、私の絵が採用されています。
タイトルは「風のみちしるべ」
描いた場所は福島奥会津の柳津町。取材のときに同行したこども達を、会津柳津の田園風景に描きました。何かをひろったのか、娘の手の中を息子がのぞき込んでいます。
柳津・只見川ぞいは大好きな場所で、何度もスケッチしたり水彩画を描きに取材に行っています。
東北の原風景がしっかり残っている、貴重なエリアでもあります。
機会があればみなさんもぜひ旅されてみてください。