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絵本 - Part 3

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夏休みはじっとり雨でおわりました。盛岡に同窓会に出席で帰省し、東京で働く娘と、同じく東京で大学に通う息子を迎え、締めくくりは妻の実家山形でお墓参り。ザがつくほど定番のお盆休みでした。

休みとはいえ、毎日短い時間ながら仕事にからんだあれやこれやはやっていました。自営絵描きはそんなものです。今日から本格的に復帰です。

今日の最初の仕事は、教材絵本の下絵でした。ラフ画制作は、鉛筆の走りを復帰させるのにもってこいです。楽器と一緒で休むと筆の走りが減速しているのがわかるのです。なので、リハビリ兼ねてのラフでもあります。

画像は、同じ発注元のグレープシティさんからの依頼で以前描いた英語教材の絵本、その一ページです。線描きは手描き。著彩はpainterです。

 

 

発注元/グレープシティ㈱

教材絵本

手描きにpainter着彩

 

一つの表現にこだわらない強さ…タクの呟き

この水彩画は岩手の金ヶ崎に取材した風景です。描いていると本当に狐があらわれてくれました。野生動物は取材しているとよく出会います。

動物の絵、というと、先日、狐やうさぎのイラストをギャラリーページで紹介しましたが、子供たちが使う教材絵本の仕事をグレープシティさんから発注いただいて結構描いています。

グレープシティさんから依頼される場合、ほとんど表現の要望はありません。

原稿を読み、手に取る子供達の気持ちになると、自然にタッチが決まります。

またディレクターさんからも「内容に古山さんが最も合うと思われる表現をしてください」と言われます。

なので、表現は水彩になったり、アニメ的な表現になったりとその時々で変わります。

あらためてそんな仕事をするとき、アニメーターの頃から様々な表現を描き重ねてきたことへ私は感謝するのです。

広告出版界で求められるもの

しかし、広告出版業界ではこうも言われてきました。

「ひとつのタッチで勝負しなさい」

「あなたの表現は多様すぎてよくない…」

確かに、それも正しいと思います。

が、気がつくと30年、自分流の仕事の仕方=さまざまな表現で描く=ことで、結果、食べてこれました。

ひとつのタッチで勝負していたら、今の自分はあっただろうか?絵で家族を養えていただろうか??….疑問です。

さまざまな表現で30年

とりあえずは四半世紀が経ちました。

結果、雨漏りしない家に住み、二人の子供達を描くことで育て、家族を養ってきました。

そして今もなお、発注先として思い出してくれ仕事を出してくれるお客様がいらっしゃる。

結果表現は、水彩画で描く東北やヨーロッパから、そして、子供向けの絵本まで広がりました。

私はこれがどちらも100%自分自身で、結果オーライなのだと感じています。

これからも受け取る人が笑顔になるような風景画、水彩画やイラストを描いていきたい、そう思う昨今です。