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おかげさまで、ことしの「ちび絵まつり」も明日24日の日曜日、最終日を迎えます。
アルティオを立ち上げて3回目の年末です。「ちび絵まつり」は「世界に一枚しか存在しない絵を飾ってもらう楽しみをしってほしい」と、店長の妻とふたりで無い頭をしぼって考えた企画です。
いつも、絵描きの社会的な役割は何だろう?と、考えています。美術館に展示される有名作家の絵は言わずもがなの役割がありますが、家の壁にかざられて暮らしにすこしだけ潤いをさす小さな絵も,きちんと社会の役に立っていると考えています。
明日はクリスマスイブですね。
「ちび絵まつり」がおわったら、明日の夜は自宅での創作仕事もひと休み。アルティオの「ちび絵まつり」にきてくれたお客様に感謝しつつ、嫁いで行ったたくさんのちび絵たちに、想いを馳せたいと思います。
カレンダー通販のお知らせです。
2018古山拓ヨーロッパの旅風景カレンダーができました。
今回の通販カレンダーは、めくり型です。
今春取材したフランスを中心に、イギリス、ポルトガル、イタリア、フィンランド、アイルランド、エストニア、イタリア、マルタの絵で構成しています。
(サイズ・ヨコ幅18センチ×高さ15センチ×奥行き6センチ)
一部 1296円(税込)で通信販売いたします。お申し込みはメールで承りますので、ぜひご検討ください。(200部のみとなりますので品切れの際はご容赦ください)
ご希望の方は、ショップへのお問い合わせformにて【購入希望商品番号欄】に「2018カレンダー」とお書きのうえ、【お問い合わせ内容欄】に
ご住所、希望冊数
をご記入の上、お申し込みください。
(送料2部まで160円 〜4部まで360円 〜6部まで510円です。それ以上まとめてご注文の場合は、お問い合わせください)
カレンダー通販のお代金支払い方法は、銀行振込のみとなります。
注文承りましたら振込口座をお伝えしますので、商品到着後、10日以内にお振り込みください。
ご注文をおまちしています。
ケッテンクラートって知っていますか?ドイツの乗り物です。Kettenkradとかきます。(写真を見たい方はこちらへ)
第二次世界大戦のときに活躍した、操縦部分がバイク、うしろがキャタピラというバイクと装甲車のあいの子みたいなドイツ陸軍の車両です。
ちっこくて風体が可愛くて好きな軍用車輛でした。
戦争映画の名作「プライベートライアン」でも、後半クライマックスでアメリカ兵が「戦車をおびきよせてくる!」と操縦するシーンがあります。
今アルティオで開催中の「ちび絵まつり」に実は、ケッテンクラートを描いたちび絵を出品していました。描きたくて描いた一枚でしたが、「アルティオのお客さんは誰も知らないだろうから、これは自分の部屋で飾ることになるかな、、、」と思いつつ、展示。
ところが、3日目にして嫁ぎました。それも麗しき女性!
何その方はケッテンクラートを知っていての迷わずのセレクト!
好きなものを描くことって,大切ですね。見てくれる人は見てくれるんだきっと。
絵では後部座席に座るドイツ兵のライフルにお花をさしています。
とても嬉しい一日でした。
嬉しい一日のしめくくりは、まもなくはじまるNHK仙台ローカル「てれまさむね」。
タイトルは『海画展』
アルティオでは毎月月代わりで3テーマ、そしてkaffe tomteさん、バレアリックコーヒーロースターさん、一番町開国屋さん、カフェ&ギャラリーガレさんで随時展示をしていきます。
仙台もいよいよ冬到来です。
前回も書きましたが岩手の生まれです。キンキンに冷えた冬で鍛えられました。生まれた町は山田でしたが、2歳から3歳までは岩手の薮川という地区、本州で最低気温を記録した開拓村に住んでいました。ハンパなく厳しい冬だったはずですが、いまだに夏より冬が好きです。トップの絵はそんな北上山中薮川付近の雪景色です。
そんな幼児体験は関係ないと思うのですが、雪景色を描くのが大好きです。30代40代は年末、早めに切り上げて12月26日から休みにしていつも雪景色を描きに行っていました。
お気に入りの場所のひとつが、奥会津です。
只見川沿いの雪をどかっとかぶった家々は本当に何度行っても新鮮でした。
震災以降、それができていないのが残念、、、と、思っていたところに、NHKカルチャーからスケッチ旅行の企画が。2011年まではほぼ2ヶ月に一回くらいスケッチバスツアーを組んでいましたが、わけあってずっとやめていました。今回は本当に久しぶりです。
そんなわけで奥会津雪景色スケッチツアーを企画しました。
日にちは年をまたいでの2月4日から一泊二日。会津柳津から会津金山まで、コースを段取りました。講師として同行します。早めに温泉宿に入り、アドバイスタイムも設ける予定です。
東北を水彩で描き続けて20年ほどになりますが、あちこち自己取材で探し当てた集落を訪れます。
詳しく決定しましたらまたご案内します。水彩画は「冬の会津」。新作です。
こんな風景に出会えるバスツアー、お楽しみに。
クライアント/東北労働金庫
媒体名/情報誌「ゆとりーぶ」
担当/表紙イラスト「八戸えんぶり」
使用画材/透明水彩
クライアント/東北労働金庫
媒体名/情報誌「ゆとりーぶ」
担当/表紙イラスト「仙台光のページェント」
使用画材/透明水彩
東北ろうきん 情報誌ゆとりーぶ
クライアント/東北労働金庫
媒体名/情報誌「ゆとりーぶ」
担当/表紙イラスト「三春の滝桜」
使用画材/透明水彩
私の生まれた町はリアスの海辺、岩手県山田町です。
生まれて一年ほどしか居なかったとのことで、記憶はありません。小学校の夏休みに家族で海水浴に行った記憶が、一番古い山田の記憶です。
その記憶とは、小舟に乗って大島という離れ島にわたる船縁から見えた、エメラルドグリーンの海の底。きらきら美しいけど引き込まれそうで怖かった記憶があります。
今日、某局のドキュメント番組の取材を受けました。内容はオンエアが未だなのでふせますが、そのなかでリアスの海辺の話になり、山田のことをちょっとだけ話したのです。その時脳裏に一瞬フラッシュバックしたのが、船縁からのぞき込んだきらめきでした。
取材の直前、岩手日報社「北の文学」の刷り上がりが郵便でとどいていました。実はこの本の表紙のイラストを担当しています。画題は岩手の風景なら自由。今回は宮古の魹ヶ崎の灯台をモチーフに選んでいました。本州最東端のすっきりした容姿の灯台です。
宮古は山田の北にある町です。取材時に山田の記憶がはいりこんできたのは、そんな本の表紙を見ていたからなのかもしれません。記憶の連鎖は不思議です。
表紙はモノクロですが、実際の水彩イラストはカラーで描いています。今日は、そのカラーイラストをアップしておきます。山田の記憶もセピアではなくフルカラーでしたので。
山田は津波でやられてしまったけど、今はどうなっているんだろう。来年あたり山田を再訪してみたいな。
しばらくどたばたしています。
人と会う一週間という感じです。ローラーペイントアーティスト、ドキュメントの映像ディレクター女史、イラストレーター志望の若人、アルティオのビジネス面をサポートしてくれているメンター氏と、神様がまるで「今週は人様に会いなさい」と言っているかのよう。先週が静かだっただけに、眼が回っています。
今週のはじまりはローラーペイントのアーティスト、さとうたけしさんのアトリエへ訪問、藤崎デパート内のケヤキカフェで12月3日開催される彼とのコラボレーションイベントの仕込みをしました。
ローラーアートは、ペインとローラー一本で作品を仕上げるというものです。一気の即興で仕上げますので、モチーフの陰影を確実に掴むデッサン力が必要になります。彼の力量はすばらしく、小泉元首相をはじめ、原辰徳氏といった有名人からオーダーをうけながら、世界的なイベントで活躍、舞台はワールドワイドです。
コラボレーションの仕込みが終わったあとは、彼の住む大河原に一泊、夜もアートコラボイベントの成功を祈って乾杯と相成りました。
もともとたけしさんとは8年くらい前に初めてであっています。
私の藤崎個展に彼が来てくれて、意気投合で固い握手。それ以降、彼も藤崎で個展を開催するようになり、私の個展開催中になぜか彼の打ち合わせがあるというタイミングで、毎年握手を交わしていました。お互に気になる存在だったわけです。
12月3日、ご都合つく方は、ケヤキカフェで行われるイベントにぜひどうぞ。
たけしさんのアートライブ、私の水彩ライブ、そしてふたりの共作と三つの制作ライブを披露いたします。また別会場では、2人の作家のワンディ2人展も開催、藤崎の美術ギャラリーさんが担当しまして、展示即売いたします。
ぜひぜひ足をお運びください。
イベント「さとうたけし&古山拓トーク&ライブペイントのソワレ」には予約が必要となります。
詳細とご予約申し込みはこちらです。
トップの写真は、お遊びでローラーで描いた初作品の一部。モンサンミシェルのトップ。スケッチブックも写真も何も見ていないので、雰囲気だけです(笑)
下の写真は仕込みの裏ショットです。