• facebook
  • instagram
  • twitter
  • note
  • tumblr

#イラストレーター

  • TOP
  • #イラストレーター

何がイラストレーターにインスピレーションを与えるか、わからない。私の場合、少なくとも外部刺激が大きいです。人との出会いだったり旅だったり。内面からふつふつと、というケースはあまりありません。思索してイラストレーションにひねり出すタイプではなく、歩き回って結果描くイラストレーターなんだと思います。

7年前、3人のアーティストが仙台荒町の造り酒屋「森民酒造本家」の仕込み蔵を借り切り、アートイベントを開催しました。テーマは広瀬川。イベントのプロデューサーは佐藤敏悦氏でした。美味しんぼにも登場している東北民俗の会会長です。知る人ぞ知る猛烈なる博覧強記の方。

当時,震災直後、佐藤氏が私たちアーティストに出したお題が「広瀬川・未来は原点」と振るったテーマでした。震災の後ということもあり、私は「未来を担うのは子供たち。人間の原点は子供時代」と「広瀬川に遊ぶ子供の情景」シリーズを連作しました。

アップした絵は連作十数枚のなかの二枚です。

今日は、アトリエアルティオにて、私がお世話になった方をお招きしてのトークカフェ『おはなしの部屋△』第二夜がひらかれました。ゲストはその佐藤敏悦氏。仙台駄菓子を中心に広瀬川、宮城の食文化までノンストップ90分。12名の来場者の方々は皆楽しんで帰っていただけました。

イラストレーターの私が、インスピレーションをもらった方々をお招きしての『おはなしの部屋△』。お客さんとゲストが繋がり、その輪が広がっていってくれると嬉しいのです。
第三夜も9月にすでに決まりました。ゲストは、私が十数年お世話になっているフランス文学の大学教授です。ウェブ告知をまたずに、地味な口コミで既に予約満席、、、。いまから楽しみです。

a lighthouse_sevensisters/UK

Tourrettes-sur-Loup 南フランス

バイブリー イギリス・コッツウォルズ

鳥_英国にて

旅立ちの朝_スラウにて

◆JR東日本「駅長オススメ小さな旅」パンフレットの表紙 水彩イラスト

画材/水彩

最新号は、JR東塩釜駅から近い籬神社。「まがきじんじゃ」と読みます。
「駅長オススメ小さな旅」の素晴らしいところは、書店販売の大手旅ガイドには載らない「小さな駅」を拠点にしたレアな情報も、きちんとしたコースとして載せているところ。ベタなコースではあきたらない、旅好き必携の一冊といってもいいかもしれません。

他の業界の方と仕事で会うことが時々あります。イラストや絵の業界にいて自分が当たり前と思っていたことを、きゅっと見直し復旧させてくれるので、好きです。

今日はNHK仙台放送ラジオ第一「ゴジだっちゃ!」に夕方五時半から生出演してきました。番組ブログでも取り上げられていますので、ご覧ください。描く仕事に至ったいきさつや、手がけた絵本「交響曲『第九』歓びよ未来へ!」のお話をしてきました。
http://www.nhk.or.jp/daccha-blog/100/

スタジオ入りする前に、パーソナリティさんやディレクターさんといろいろ話をしましたが、そのうけこたえには、本番と同じくらい「あ!そうか!」がありました。こういう機会に仕事モード?で他の業界の方と話すと、自分はいかに狭い業界に生きているのかを痛感…。

しかし業界以上に世間は狭い。わたしは20年以上前に、とあるラジオ局での収録に立ち会ったことがありましたが、ディレクターさんはその時ミキサーをなさっていた方でした。いや、おどろきました。
仙台は100万都市ですが、30年も暮らしていると、向こう三軒両隣はどこかで誰かに繋がっている、ということですね。悪いこと、できないよ。

トップの絵は局入り直前までギャラリー・アルティオ内で仕上げていた絵。ポルトガル・エヴォラ風景です。

岩手の情報誌「ラ・クラ」で絵本「交響曲『第九』歓びよ未来へ!」が紹介されました。100年前に第九がドイツ兵捕虜達によって日本ではじめて歌われたきっかけ。それは収容所長が戊辰戦争で敗軍の気持ちを理解していた会津若松出身の松江所長の存在があってのことでした。

東北で取り上げられたことがとても嬉しく思います。掲載ありがとうございました。