• facebook
  • instagram
  • twitter
  • note
  • tumblr

#仙台

  • TOP
  • #仙台

仕事で描いているイラストレーションへの満足度って、他のイラストレーターはどんなときに感じるんだろう?

ちなみに私は、描き上げたときは「できたっ!」と気合いが入って終わる程度。「納期間に合った〜」の安堵感=あくまでひと仕事やり終えた感で、「これは素晴らしい出来だ!」とか「オレって天才?」なんて感じは、ない。

じわっとくるのは、一年、二年経ったあとにふと見たときです。

「よくもまあ描けたもんだなあ」とか「今はこんな絵描けない、、、」としみじみくるのが不思議です。

8/26日、音楽家である榊原光裕さん・佐藤聡子さん・岸川雅裕さんのユニット、「HAPPY TOCO with ささきたかお」によるライブがJazz me blues noLaであります。『”ジャズ夏の話です”宮沢賢治が出合った洋楽はやり歌』

そのフライヤには私のイラストがつかわれていますが、もともとは数年前、CDのライナーノーツ用に描き下ろしたものです。

ライブ会場ではイラスト原画も数点展示することになっていますが、久しぶりに原画を手に取って、そのじわっ!がきました。これぞアナログ原画の魔力だ^_^

タイムラグがじわっと感じさせるのかな、、、ま、すぐ忘れちゃいますが。頭が冷えたあたりの自惚れは害がなくていいと思うのです。

ライブ情報はこちらです。賢治が好きな方、お時間ある方、ぜひぜひどうぞ! 

いくつかの仕事が同時進行は,世の中の常。
どんな仕事でも複数の事柄が並列で動いているものです。絵を描くなんていう一見単純にみえる作業であっても、描いている最中に別の仕事のアイデアを考えていたりします。そんなもんです仕事人絵描きは。

…とかくと、たいそうなもんだ、と思われそうですが、私の場合、4つの事柄を同時進行させるとなると、なにかが抜け落ちる。げに危険なマルチタスク。

今日の午後のことです。絵を梱包し宅急便を出さなければなりませんでした。荷造りをして、クルマに積み込んだまではいいのですが、気がつくと集荷センターに向かうのがすっぽ抜け。考えていたのは別の仕事のこと…ハンドルは自宅アトリエに向かっていました(汗)途中ではっときづき、Uターンした自分にあきれた。

40代は5つぐらいの仕事の同時進行もできましたが、今は3つがセーフラインかな。

発送した絵は山形へ向かいました。明日から大沼で予告編用作品が展示されるとのことです。

山形と言えば、山形余目の家具作家桑ちゃんが、わざわざ立ち寄ってくれました。

先月一緒に展示したときの椅子が仙台の方に嫁いだのでした。うれしかったな。

 

「私たちは、ヨーロッパ、主に香りの本場であるフランスを中心に、一日の終わりに疲れを癒してくれる香り、元気を取り戻してくれる香り、その他、香りの本場ならではの本物のフレグランス商品を提案させていただいております。」
このコンセプトはEFインターナショナルさんのサイトコンセプトからの引用ですが、アルティオはアイテム「取扱い店」としてEFインターナショナルウェブサイトでも登録されました。

『一日の終わりに疲れを癒してくれる…、元気を取り戻してくれる…』というメッセージは、まさに私たちの目指すところと同じです。 絵も石鹸も一日の終わりに気持ちをほぐしてくれるアイテムです。同じコンセプトにうれしくなりました。

アトリエアルティオ店舗は15日いっぱい夏休み中ですが、作家としては昨日も、本日もちょっと空いた時間で絵画関係の読書をしたり、制作を進めたり。映画を観るのも、構図や間合いの観点から観ていたりと、結局仕事直結。それは好きなことを仕事にしているからですね。ありがたいことです。 16日からまた皆様のお越しをおまちしています。

今制作中の水彩画はイギリスの小さな村ロビンフッズベイに取材した一枚です。(まだまだ未完成)
右上背景をご覧ください。


「さしこむ光の表現」のため、広義の「リフトアウト」という水彩技法を使っています。要は、一旦塗った絵の具を取り除く、という一般技法です。
用語に当てはめればリフトアウトになりますが、実はわたしのリフトアウトは「再度紙面に水を刷毛で塗り、親の仇のごとくタワシでゴシゴシこすり取る」という、ワイルドな技。正式な意味でのリフトアウトは、ティッシュでこするとか、筆でこすりとるのが通常です。私の場合、あえて紙面に傷をつけるくらいに擦りますので、ちょっと違いますね。
水彩はふわっとした雰囲気が魅力ですが、そんな中にあえて逆のごつい「タワシのざらつき」を入れるのです。
料理に例えるならば、甘さをさらに引き立てるために塩を加える、みたいなかんじでしょうか。この作業のあとに、さらに色を塗り加えて行きます。

こちらの絵 が、タワシごしごしを加える「使用前」です。タワシを入れることを前提に濃いめに緑を著彩しています。

    制作経過報告第二回でした。

ナウントン風景_コッツウォルズ・英国

身内の用事で関東へ出かけてきました。
東京都内が一日、そして鎌倉へ二日です。
鎌倉ははじめて訪れました。身内の用事がメインだったので小さなクロッキーブックしか持って行かなかったのですが、そこかしこ絵になる路地ばかりで参りました。
自分の時間はほとんどなかったけれど、スキマ時間で、軽く鉛筆スケッチをしてきました。
鎌倉はそれくらいのさらっとスケッチが似合う町でもあるように思えます。(←この一言が負け惜しみでしかないことは明白)

ところで、出発前のことです。今仕事をいただいているクライアント氏に鎌倉行きのことを話すと、「なんだ、妻の実家が鎌倉だよ」
「長谷という町に息子が暮らしているので泊まります」
「長谷だって?妻の家はその長谷だよ!」

仙台に戻って来ると、私が長谷にいた間、クライアント氏の奥様の弟さんが長谷から仙台に来ていたとのこと。おまけに私の宿泊先の目の前が奥様の実家だったことも判明。
私の周辺には鎌倉長谷の縁がぐるぐる渦を巻いていたのでした。

鎌倉という場所は、特に今までピンときていませんでしたが、訪れてみると不思議な地のエネルギーがある町でした。鎌倉文学館の充実さに舌を巻き、奥ゆかしい路地の佇まいにため息の連続でした。歴史上日本の中心だったこともあるわけで、それはあたりまえでしょう。何度も通いたい町です。

帰り際、せっかく鎌倉まできたのだから、と江の電に乗って、ちょっとだけ江ノ島まで行ってみました。
猛暑の中歩いていると狭い道をクルマが一台そろそろと。脇によけると、フルオープンの窓からは、助手席に女の子のせたお兄ちゃんが、カーステガンガン、曲はサザン。
なんだか微笑ましかったです。

絵は鎌倉ともサザンとも全く関係ないけど、なんとなく海。ということでマルタ島のマルサシュロック港のピックアップトラックでした。

今日のブログは、7月27日開催された「おはなしの部屋△【san:kaku】」第二夜 つれづれ。
二回目のゲストは、佐藤敏悦さん(東北民俗の会 会長)

皆さん、仙台の〈荒町〉という町名はご存知でしょうか?
〈荒町〉とは麹を作るところという意味なんだそうです。その荒町ですが、伊達政宗が生まれた山形県米沢市から→宮城県岩出山→仙台 検察庁の裏手→さらに美味しい水のある現在の場所へと町が移動していったそう。まさに、政宗と共に食文化も移動していった!ということ。もう最初の掴みからトリビアでした。

江戸時代からの駄菓子(関東以北と以南では呼び名も違う)の形がしっかり残っているのは、日本でも仙台駄菓子くらいだそうで、これは仙台人はもっと誇ってもいいことではないだろうか。
対して、宮城の食文化は江戸時代からそのまま継承されているものはないという、、あのハゼが入った仙台のお雑煮でさえ、江戸時代には食されていなかったというからビックリです。

そして、昨夜のおはなしで、私が一番心に響いた言葉は、
「原点に立ち返る」ということ。
歴史を紐解いていくと、いろんなものが見えてきます。食文化に限らず全てのことに通じるこの力強い言葉に、背筋がピンと伸びた思いがしました。

佐藤敏悦さん、ご参加の皆様、昨夜も素晴らしい時間をありがとうございました!!

*現在、ゲストの佐藤さんが関わる「ふるさとの駄菓子」展が、東京LIXILギャラリーで開催中です。(仙台駄菓子の老舗、石橋屋さんの記録)ご興味のある方は是非!

 

 

 

連作 「広瀬川に遊ぶ子供の情景」から

『濡らすなよ』(千代大橋付近)

 

『夏の終わり』(熊ヶ根)

 

『なにもしないよ』(大橋)

 

『夏の日』(角五郎付近)

『いつもの場所』(霊屋橋)

『小遣いの使い道』(愛宕橋のたもと)

 

『放課後』(八幡付近)

『じっとなんかしてられない』(牛越橋)

 

 

 

 

 

 

a lighthouse_sevensisters/UK

Tourrettes-sur-Loup 南フランス

バイブリー イギリス・コッツウォルズ