• facebook
  • instagram
  • twitter
  • note
  • tumblr

#東北風景

  • TOP
  • #東北風景

国内なのに異国の感覚をもらえる場所ってあります。青森はそのひとつです。

本州の一番てっぺん、青森県の左側の北海道に向かって延びる半島が津軽半島ですが、以前、太宰治の小説「津軽」の舞台を描こうと旅したことがありました。津軽取材は3度目でしたが、半島の沿岸部をトレースしたのはその旅がはじめてでした。

ルートは弘前から陸奥湾に向かって北東に向かい海沿いに出ます。そのあとはひたすら海岸線に沿って北上しました。いくつもの小さな漁村があります。岩手出身宮城在住の私にとっては、「海」というとリアスの海が刷り込まれていますが、津軽の漁村は趣を異にしていました。

この絵は今別で描いた一枚です。

今別は過疎が大きな問題になっていると聞きました。しかし私にとってはスケッチのモチーフとしてはいたるところに画題がごろごろある魅力的な町でした。不思議と感じる空気感が、異国のそれ。言葉ではうまく言い表せないけど。「みつけた!」感が全開になるところです。

今週金曜日から、アトリエアルティオ斜め向かいにある、カフェ&ギャラリーガレで「みちのく海景」と題した展示がスタートします。ただいまアルティオならびに近所のカフェトムテさん、バレアリックコーヒーロースターさん一番町開国屋さんで開催中の『海画展』のワンクールです。
ガレでは、福島、宮城、岩手、青森、秋田、山形と東北六県の海辺を水彩で描いた風景画を展示します。
アルティオで開催中の「古山拓のフネ図鑑」展示とあわせて、ランチしがてらご覧いただければ幸いです。

 

 

仙台も夕方から雪景色です。気温が下がっているのでパウダースノーっぽいです。

東北の雪は日本海側と太平洋側では質が違います。10代まで暮らしていた岩手の雪はさらさらでした。それはすなわち気温が低いということです。こどものころ、学校帰りの道路の脇の田んぼに「ばふっ!!」と背中からダイビングするのが楽しかった記憶があります。あ、もちろん、田んぼは雪原状態。

柔らかな雪なので、擬音の表現は「ずぼっ!」ではなく「ばふっ!」なのです。起き上がると雪はさらさらとオーバーの上をすべってきれいなものでした。でも長靴のなかに入って、びしょぬれ。家でしかられるのが常でしたが。

岩手の冬で思い出したのが、毎朝、長靴をストーブの前に置いてあたためておくこと。暖めておくかおかないかで登校の勢いが多いにちがうんだよね。

明日のアルティオは客足はそうないだろうけど、ちょっと早起きして雪掻きです。

絵は岩手の開拓村の雪景色。きょうあたり、冬の酪農地帯は凛とした空気に包まれています。

 

年末から連峰縦走のごときです。息切れで、ぱちぱちとブログ。
ただ描くのではなく、発想が試される仕事が続いているのが縦走の原因ですね。発想は脳に糖分を必要としますね、チョコがうまい♩

コレを描いてね、ではなく、こんなのがほしいのですが、、、というオーダーは坂道の傾斜が読めない登山のごとくかも。登山家ではないけれど(笑)

今日はそのうえ、エッセイ原稿を書く仕事が締め切り直前。。。これまたいつもとは全く違う脳の部位を使うんだな。。。チョコもう一個追加♩

脳と言えば、脳学の専門家が出す本の説明イラストをやっぱり現在進行形で担当中。こんなときの自分の脳ってどうなっているんだろう?今度学者さんに聞いてみよう^_^
モノヅクリ力が試されている昨今、なんとか乗り切らねば、、、がんばろう。

すみません、今回はただの独り言ですね。

絵は、仕事の山は単独峰がいいなあ、ということで、水彩で描いた鳥海山です^_^

山で食べるチョコも美味しい♩

この絵は、ありがたいことに本荘にある病院様の個室の病室にかけられています。

 

 

本日月曜はアルティオ定休日です。
昨日、ちび絵まつりにもかかわらず、大きな一枚が嫁いで行きました。
故郷岩手南部のお祭り、チャグチャグ馬コを描いた「ハレの日」
嫁ぎ先は、岩手が故郷の方のお宅。
奥から引っ張り出してお見せしたところ「決めた」

春祭りチャグチャグ馬コ、今年も見に行きたいです。

明日火曜から「ちび絵祭り」もおまつりクライマックス♩
あらためてみなさまのお越しをおまちしています。

 

仙台もいよいよ冬到来です。
前回も書きましたが岩手の生まれです。キンキンに冷えた冬で鍛えられました。生まれた町は山田でしたが、2歳から3歳までは岩手の薮川という地区、本州で最低気温を記録した開拓村に住んでいました。ハンパなく厳しい冬だったはずですが、いまだに夏より冬が好きです。トップの絵はそんな北上山中薮川付近の雪景色です。

そんな幼児体験は関係ないと思うのですが、雪景色を描くのが大好きです。30代40代は年末、早めに切り上げて12月26日から休みにしていつも雪景色を描きに行っていました。

お気に入りの場所のひとつが、奥会津です。
只見川沿いの雪をどかっとかぶった家々は本当に何度行っても新鮮でした。
震災以降、それができていないのが残念、、、と、思っていたところに、NHKカルチャーからスケッチ旅行の企画が。2011年まではほぼ2ヶ月に一回くらいスケッチバスツアーを組んでいましたが、わけあってずっとやめていました。今回は本当に久しぶりです。
そんなわけで奥会津雪景色スケッチツアーを企画しました。

日にちは年をまたいでの2月4日から一泊二日。会津柳津から会津金山まで、コースを段取りました。講師として同行します。早めに温泉宿に入り、アドバイスタイムも設ける予定です。

東北を水彩で描き続けて20年ほどになりますが、あちこち自己取材で探し当てた集落を訪れます。
詳しく決定しましたらまたご案内します。水彩画は「冬の会津」。新作です。
こんな風景に出会えるバスツアー、お楽しみに。

クライアント/東北労働金庫 

媒体名/情報誌「ゆとりーぶ」

担当/表紙イラスト「平泉中尊寺・金色堂鞘堂」

使用画材/透明水彩

2013年

 

クライアント/東北労働金庫 

媒体名/情報誌「ゆとりーぶ」

担当/表紙イラスト「八戸えんぶり」

使用画材/透明水彩

クライアント/東北労働金庫 

媒体名/情報誌「ゆとりーぶ」

担当/表紙イラスト「仙台光のページェント」

使用画材/透明水彩