#水彩画
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イラストレーター、画家といえども経営者です。一般のお店は商材を仕入れ、必要なお客様に買ってもらい経営が成り立ちます。絵描きの場合は、絵の具や紙を仕入れ、取材をし(あるいは、打ち合わせ、創造をし)、描いて納める。
お店をしているといろんなことがあります。いいことも落ち込むことも。日々その繰り返しですが、ブログには落ち込んだことは書きませんので(笑)たぶんいいことづくめのように思えるかもしれません。
今日、ひとりの水彩個人授業の受講生さんが、漏水被害でアルティオ休業以来、ほぼ三ヶ月ぶりにやってきました。先の大戦を知っている世代です。
その方は長いことお付き合いくださっていますので、わたしどもの悲喜こもごもをよく知っています。今日も漏水で休業の話になりましたが、こんなことを言ってくれました。
「先生にはほんとにいろんなことが降り掛かってきますね。大変…と思われているかもしれませんが、でも、それは誇るべきことですよ。」
人生の大先輩のその言葉にぐぐっと操縦桿を引いた気持ちになりました。
操縦桿と言えば、飛行機です。
以前サンテグジュペリの搭乗していた複葉機を水彩画で描きました。ポテーズ25です。何枚もの資料写真を集め、デッサンし直し描いた一枚ですので、絵のアングルの写真は存在しません。
うれしいことに、縁あって嫁入りして行きました。その嫁入り先のご主人がアルティオに見え、「今、このように飾っています」と、写真を見せてくれました。
なんと絵のそばには、昔読んだという「星の王子様」の本が!!
気持ちが空高く舞い上がったのはいうまでもありません。
一見低空飛行でも、視線は見上げたい。視線の先は高い空ばかりですから。
扉の向こう。わたしが旅先で立ち止まるモチーフに、扉があります。
旅好きな方ならご存知の通り、外国の家の扉は表情が豊かです。作りや色、ドアの取っ手まで、みなオリジナリティにあふれています。
もともと築百年、二百年という建物はざらで、住人が自分らしさを出すエクステリアのひとつがドアなのでしょう。
この絵はエストニアのタリン。タイトルは「赤扉の住人」。
赤い扉が気になって描いていると、ひとりの男がドアを開けて入って行きました。
こちらは通りすがりの旅人。しかし、その扉の向こうには地に足が着いた暮らしがあります。
この扉の向こうにどんな生活があるのだろう?家族は何人なんだろう?どんな仕事をしているのかな?、、、と、いくつものストーリーが水彩画のむこうに見えてくるのです。
アルティオギャラリーに新作の扉の絵を3点、追加しました。
うれしいことに、ドアシリーズは結構人気です。
扉の向こうに待っているのは、あたらしい素晴らしき世界かもしれません。
舞いおりる出会いや出来事のタイミングは、別の角度から見ると、違った物語に生まれ変わります。
わたしは「絵は物語だ」と思っています。文学部に籍を置いていた影響も多少はあるのかもしれません。
描いた水彩世界から、見る人それぞれが物語を紡いでもらえるとうれしいです。
復旧工事が進むアルティオは、昨日7月1日、壁面壁紙の張り替えが終わりました。
このあとバックヤードのミニキッチンの修繕です。それがすめばリニューアルオープンに向けて、被害免れた荷物の運び込みです。
ギャラリー店舗再開まであと数歩です。
灯台4・「霧笛」三陸の防波堤灯台
灯台3・イギリスホワイトクリフの灯台とかもめ
灯台2・イギリス・ホワイトクリフの灯台
銀座個展案内DMをようやく発送しました。一言ずつメッセージを書いていて、終盤あることに気がつき,一気に冷や汗が。
なんと、、、DMに略歴を載せ忘れていました…。
これじゃ,画家がどこに住んでて、どんなヒトなのか、わからない(*_*),いやはや、、、…と嘆いたところで、仕方ありません。所詮絵描きは「ドコノ馬ノ骨」職業。
直感で見ていただき、厳しいご指導をお待ちしています。
一応、以下にプロフィールかいつまんだものです。
#岩手出身です
#寅年・天秤座です。
#仙台の画家です
#無所属です
#独学です
#1962年生まれです
#東北学院大学史学科卒です
#イラストレーター水彩画家です
#おおいにヌケています
今日はお世話になっている「いぶき保育園宮城野」の石井さんから、うれしいことにセパ交流戦=楽天×巨人戦のチケットをプレセントいただき♩コボスタに行ってきました。
残念ながら仙台ホームで楽天は負けてしまったけど、久しぶりの気分転換、楽しかった♩ありがとうございました!
トップと末尾のイラストは、いぶき保育園宮城野さんのアイテムに使用されている私が描いたイラストレーションです。
仙台で保育園お探しの方、「いぶき保育園宮城野」、特大級にオススメいたします。
三月がはじまりました。月和名は弥生。
そういえばなんで弥生なのかな?というわけで調べてみました。(情報源はネットです。あしからず)
言葉の由来は、「木や草が生い茂る月」という意味の「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が縮まり、「弥や生ひ(いやおひ)」から「やよい」になった、との説があるようです。旧暦ですから春のにほひが漂っています。
別名・桜月、花見月。夢見月とも呼ばれているらしく、冬のじっとして、でもふくらませていた夢を始動させるにふさわしい呼び名だと思います。
わたしも実現させたいことがいくつもあります。春の足音Marchに拍子を合わせて、さらに一歩進める月にしたいと思っています。
前々関係ありませんが、そういえば、中学のときの同級生に弥生さんっていました。とても和の雰囲気のあった子でした。なぎなたとか似合いそうだった。いまどうしているのでしょうか?(笑)
今年の古山オリジナルカレンダー(CDケースタイプ)の三月絵柄は、大好きな英国湖水地方のフィールド オブ スプリング。お客様からのオーダーで描かせていただいた作品を使わせていただきました。
旅した場所はピーターラビット生みの親・ベアトリクスポッターの暮らしていたニアソーリー村です。
2月も後半となりました。もうすぐ別れや旅立ち、新生活の季節です。
アトリエアルティオにも、ここのところそんな節目に記念の絵を贈りたい、というお客様がいらしています。
「仙台が大好きな友だちが仙台を離れることになりました。仙台のちび絵を贈りたいのですが…春のちび絵を描いてもらえますか?」
「我が子が家を建てましたので、予算◯◯ですが水彩画を描いていただきたいのですが。」
「得意先が新社屋を建てた。ふつうなら花だけど、記念に絵を贈ろうと思っているんだ。写メを得意先に送っていい?」
ここひと月ほど、そんな有り難いおはなしをいくつかいただいています。節目の季節が近いことを感じます。
絵というオンリィワンで,大切な方に喜んでもらおう。そんなお客様の気持ちを大切にお役に立ちたいと思っています。
節目というと年度末も近づいてきました。
イラストマップ改訂の仕事や、大学研究機関のコンテンツのイラストを今、動かしていますが、同時に確定申告の準備もしていると新しい節目に近づいていることを感じます。「平成三十年度の次は何になるんだろう?」と思ってしまいますね。
「年度」と打ち込んだら「粘土」と変換され苦笑いしました。というのも昨日は陶芸家加藤晋さんの工房で土をこねての陶芸講座を受けてきたからです。
加藤さんの創り出す器が好きで時々購入していました。4月に人形作家藤村みゆきさんと古山拓の二人展がアルティオでは決定していますが、その仕込みにために粘土をこねに行ってきたのでした。
仙台は今日,夕方から雨になりました。アスファルトの濡れる匂いが、春が近いよ、と言っているようでした。
額絵は、仙台をテーマに描いた「ちび絵」たちです。
アルティオによくいらしてくださるお客様、Y.Iさん。
Y.Iさんが、とあるテキストセミナーに出席、提出作例にわたしどもの「ちび絵」を取り上げ、紹介文を作ってくださいました。(「ちび絵」とは6.5センチ×6.5センチという小さなスクエア画寸の水彩画やアクリル画をあらわした、アルティオオリジナルネーミング絵画です。「海外の旅風景」「日本の風景」「花」「動物」など、さまざまなモチーフがあります。)
Y.Iさんが紡いだ文章には、描き手では書き得ない、やさしいまなざしがあふれていました。嬉しくもその文章を先日「テキストセミナーの感想の一部分」として、SNSで紹介してくれました。転載許可をいただきましたので紹介させてください。だってとても嬉しかったのです。
↓
『ちび絵。それは画家の古山拓さんによって描かれる、あたたかな想い。ひとつひとつにストーリーがあり、その背景を知らなくても不思議と持つべき人の手に届いてしまう。両手におさまるサイズは「自分の絵」という気持ちをかきたて、愛着が増す。多彩なタッチ、様々なテーマに、ほしい絵が増えていく。』
感謝です…小さな世界から広がる、よりたくさんの物語を、丁寧に描き続けたいと思います。ありがとうございます!
今日アルティオは企画展「水彩で描くヨーロッパ展」開催中ということもあり、オープンしていました。
壁面バックヤードアトリエで描いていたちび絵は、お客様からオーダーいただいた「原爆ドーム」でした。私が昨年広島へ旅したことを知ったお客様が、「とある想い」を抱いてのオーダーでした。
小さなサイズに描く原爆ドームはとても大きく重かったです。(画像はドローイングの一部です)